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主に記録用

2017/5/29 大劇場千穐楽の一日①

書き始めたら物凄く長くなってしまったから、まずは公演以外の一日の流れを記録的につらつらと。

 

 大劇場公演の千穐楽を観るのは今回が初めてで、その初めてが自担でトップの退団公演なもんだから一日が長くて内容盛りだくさんで心身ともにとにかく疲れた。疲れたんだけど「これで最後だから…」っていう魔法の言葉を唱えると不思議と乗りきれちゃうからタカラヅカマジックって心底恐ろしい。

 当日は4時半起床。早起きには慣れてるし千穐楽ハイみたいなのもあってそこまでつらくはなかったけど学生時代ぶりにエナジードリンク注入した。(効果があったのかは謎だけど心強くはあったよ!)その日のうちに帰るから荷物全部持って6時にチェックアウトして宝塚駅のコインロッカーに荷物預けて同担たちと合流。

 日中は5月なのに30℃近く気温が上がった異常なお天気だったけど朝はまだ涼しくて長期戦もこれならイケそうだな~☆なんて思ってたらまぁ日差しの強いこと!日焼け止め買っておいて正解だったわ。感覚としては嵐のグッズ販売を思い出した。あれでも大人しく耐えるヅカオタのメンタルの強さに改めて驚いたし、“好き”だけでそこまでできるのかって聞かれたら無償の愛だけでは気持ちがもたないから、やっぱりちょっと信仰心みたいなものが入ってるんだと思った。

 

 楽屋入りの様子も初めて生で見させてもらって、いつもの車から真っ白なスーツで降りてきた早霧さんはとにかく眩しかった。“退団オーラ”ってよく言われるけど早霧さんに関しては私はそれがよく分からなかったから(確かに肩の荷が一つ降りたような印象は受けるけど)辞めちゃうって実感もイマイチ湧いてなかったのが本音で、でも本人が全身白で現れたときに「あぁ退団者なんだ」って自分の中で一つ納得できた気がする。

 着いてすぐみゆちゃんに手作り感満載の十字傷を頬に貼られてるときの無防備な顔にもグッときたし、いつも塩対応なギャラリーにも手を振ったり目線を送ったりする姿にもグッときた。(特にギャラリーに対してのソレは凄く意外で、早霧さんの中でも何かが起きてるのを察したくらい。)お神輿で担がれながらはしゃいでたり組子からの粋な声かけに杢兵衛さんで返して組子が\ドッヒャー/ってなったり、見てるだけでも胸がいっぱいになる楽しくて幸せな瞬間の連続で、雪組っていいなぁ…♡なんて思ってたら組子が楽屋に戻っていったのにお立ち台の早霧さんが立ち尽くしたまま全然動かなくて。

 やっと振り返ったと思ったらもう感情のクライマックス迎えてた(笑)またその泣き顔がトトロのメイちゃんみたいに豪快なもんだからこっちも大笑いしながら「朝からこんななのかよ~(笑)」ってもらい泣きしてしまった。声かけにも雄叫びで返してくれたり(笑)、普段は遙か遠くに感じてる距離が凄く近くに感じられてそれだけで幸せだったなぁ。(トップスター様とド庶民の間柄に変わりはないけど気持ちの問題ね!)

 

 朝のお仕事を終えて同担たちと朝?昼?の腹ごしらえ。ムラでこんな風に過ごすのも最後なのかなーって思うと、中身のない超絶くだらない話をグダグダ喋ってる時間も愛おしく感じる退団マジック。

 そのあとまた炎天下の中でファン業務を一つこなしたんだけど、日差しと気温が絶対に5月じゃなくてビックリした。いっそ夏って言ってくれた方がスッキリするような異常な暑さだった。我々でもこんな状態なんだからお手伝いを含む大勢のスタッフさんや他会の皆さんには本当に頭が上がらない。こういう協力制度は噂には聞いてたけど退団者側で初めて触れてみて凄く感激した。独特の制度だけどそうやっていろんな人たちの協力があって送られる側は幸せ者だよね。(そして考えたら早霧会の皆さんはこれを二番手として2回もやってきたんだな…。)

 

 そんなこともあって劇場内に入ったら命の危機から救われた感があった(笑)(まだ5月なのに!(笑))そして同担たちと別れて座席についたら念願のペンラ早霧さんにペンラを振るという夢を叶えられて始まる前からちょっと満足気味だったのはここだけの話。そのペンラがテゴマスの青春と同じサイリウムみたいなタイプで、あれ壊れて使えなくなっちゃったから再び手元に戻ってきたような感覚で勝手に感動してた(笑)

 

で、本編に入るんだけど最初にも書いたように公演に関することはこの次にまとめるから割愛。

 

 そして夜のファン業務。劇場の外に出てもまだ日が暮れてないどころかちょうど西日がきつい時間帯でまたしても試練。でも少しずつ暗くなって涼しくなっていくあの感覚はとても心地がよかった。(そして嵐の国立とかNEWSの秩父宮を思い出した。)暗くなってからのペンラはとても綺麗で、その中をお花を持った袴姿の早霧さんが歩いてくる様はさらに綺麗だったな。まぁ、あれだけ泣いたあとならそりゃあ晴れやかなお顔になるよね…(笑)

 

 さすがに二日続けてお休みは貰えないから終わってすぐ駅までダッシュして電車飛び乗ってなんとか24時過ぎにはお家に帰ったけど、まぁ~~~~目まぐるしい一日だった。何なら最後が一番疲れた。劇場の門出た時点で20時過ぎてたのに11分のJRに乗れた奇跡を褒めてほしい。本当に頑張った。私の遠征っていつもダッシュがつきまとうんだけど、もう少しのんびりゆっくり生きたいよ…?

 

 

こんな感じでトップ出のド新規早霧担が体験した大劇場千穐楽の一日でした。

またしても雑な最後になってしまった。公演本編については次の記事に→