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主に記録用

2017/5/29 大劇場千穐楽の一日②

本当は一つに収めたかったけどあまりにも長すぎたから分けた。以下、千穐楽本編の感想です。(主にサヨナラショーかな?)

 

とりあえず拍手が今までにないくらい大きくてビックリした。

 ほぼ100%出演者のファンしかいない空間ってあんなに凄いエネルギーが生まれるんだね!大感動!退団者による千穐楽アドリブなんかも盛り沢山で若干のお祭り感はあったけど、お芝居は役があるしコメディだから悲しさ寂しさはあまり感じなくて(多分)、圧倒的にショーの方がしんどかった。でもその胸に迫るものが“退団による最後”と“千穐楽による最後”のどちらによるものなのかはよく分からなかった。(自分の感情を冷静に分析できるほど余裕がなかったから…(笑))
 絆の場面で泣いちゃった早霧さんを見て、淡々としてる面もあるけどこの人そんなに強くないんだって改めて感じた。退団会見のときも今にも涙がこぼれ落ちそうだったし、強そうに見えて心が揺れやすい繊細な人なんだなって。だけどそういう嘘がつけない純粋なところに多くの人が魅了されてるんだよね。(もちろん私も)出来ることなら外の世界に出てもそういうところは無くさずに生きてほしいって心から思った。目には見えない心まで綺麗なのが舞台から伝わってくるって本当凄いことよ。
 
 
 サヨナラショーは前楽で大泣きして落ち着いたのか、前日よりは冷静に味わいながら見れた。(前楽はセトリも演出も分からないから次々出てくる早霧時代の曲たちに泣きっぱなしだった…)序盤の芝居主題歌メドレーの見事なメドレーっぷりに思わずカウコン…?ってなったけど、早霧さんの潔さと思いやりを感じて素直に楽しませてもらった♡まさか星影コルドバまで聞けるとは…!(大興奮)
 伯爵令嬢の主題歌の最後、早霧さんが「ジュテーム」と歌いながら手を伸ばした先からオン眉ポニーテールのコリンヌが登場っていう演出は面白かった。それでまたみゆちゃんのコリンヌっぷりが健在なのよ。衣装はデュエダンのかな?初めてコリンヌに会えた!っていう感動すらあった。(※伯爵令嬢時はまだファンじゃなかった)ちょっと大人びてる雰囲気だったけど十分許容範囲。改めてヒロインをやるために生まれてきた子なんだなって。
 

 そこから伝説のラの白燕尾!!!!やっぱりあの曲が流れながら幕が上がると物凄いテンション上がる。全身の血が沸騰するみたいな。番手問題でフォーメーションが変わってしまったのが心残りだけど、またあの白燕尾が見れて嬉しかった~!全ツでもやったしもう見飽きたかなーなんて思ってたけど全然そんなことなかったし、あの着倒して若干くたびれてた早霧さんの白燕尾が再び舞台上で輝くなんて!!!手直し大変だったんじゃないかっていう衣装さんの心配をしてしまう(笑)
 白燕尾のまま揃いの衣装を着たみゆちゃんが登場してグレヒのOver the Rainbowへ。あの水色衣装のイメージが強いぶん、ラの衣装での清らかなデュエダンはとにかく新鮮。(正直違和感すら覚えた。)グレヒではそれぞれリフトされながら抱き合って床に下ろされたところから始まるけど、今回はリフト無しで始まるからその間はただ見つめ合うっていう時間で埋めてて震えた。余白を芝居心で埋めるちぎみゆ。さすがDramatic S。
 他の退団者場面は白燕尾続きで愛のエスメラルダ。せっかくスター格が多いんだからもう少し凝ったパフォーマンスでもよかったんじゃないかって思ってしまうようなシンプルさで物足りなさを感じたのが正直なところ。“早霧せいなサヨナラショー”だから仕方ないのかなー。
 
 そして次が話題の新衣装でのリベルテ(ルパン)~シティラプソディ(ケイレブ)~本当の二人、本当の物語(ローマ)~約束の場所(ローマ)という怒涛のメドレー。冒頭のメドレーにローマが入ってないのが気になってたけどここで入れてきたか…!という感じ。(後にも書くけどセトリが秀逸!)
 とにもかくにもまず衣装が素晴らしい!!!二人ともよく似合ってて、初めて見たとき「結婚式だ!」って思っちゃったもんだからシティラプソディはケイレブとイヴォンヌが結婚式を抜け出してきたように見えて、かと思えばローマの曲になったらちゃんとみゆちゃんが王女に見えてきて不思議な感覚だった。同じ衣装を着た二人なのに見える関係性がコロコロ変わるのは見応えがあって面白かったよ。
 リベルテはルパンとマリーちゃんというよりも早霧さんとみゆちゃんそのものって印象で、早霧さんがルパンを通さなくてもいろんな役で海を渡ったり山を飛び越えてて(笑)、みゆちゃんと一緒にどこまでも芸を追求してきたから歌詞とリンクしたんだと思う。
 ローマの約束の場所でペンラを振るっていう指示だったのにフライングでチラホラ振ってておいおい…ってなった。年齢層高いのは分かるけど、せっかくの機会だから綺麗に揃えたかったのに~。みんな説明読んでよ~。って今でもブーブー言う(笑)東京ではバッチリ決められるように諸々努めていただきたいです!!!!!!!(文句ばっかり言ってるけどここのソロはめちゃめちゃ感動した。やはりローマは大切な作品。)

 そしてその神衣装のまま最後の曲Greatest HITS!へ。あまりにも理想的なエンディングすぎてエンドロールが見えた…。それくらい誰もが納得する選曲だったと思う。“今まで歌ってきた曲たちがGreatest HITS”っていう平和的なまとめ方も早霧さんらしかったし、見終わった直後はあまりの上手さに「早霧さんのクリエが見たい!」ってそんなことも思った(笑)
 公演後の会見の記事で知ったんだけど、今回のセトリはみゆちゃんと相談して決めたらしいね。本当どこまで優しいんだ…!って胸が熱くなったよ。トップ時代の曲に限定したり同時退団の相手役のことも考慮してデュエットを多めにしたり、最後まで一人よがりにならないところはトップの生き様として凄くカッコイイと思う。もちろん贔屓目は入ってるけどね。(その会見でも大泣きしたみたいでタカニュ見てビックリした(笑)あんなにも“今から泣きます!”っていう顔をしてから泣く大人はなかなか見れないよ(笑))
 
 意外にも退団のご挨拶は落ち着いていて、普段の千穐楽のテンションと変わらない印象だった。特筆することとしては大ちゃんとの身長差かな。第二の相手役、最後までありがとう!!という感じ。大ちゃんを見上げる早霧さんとっても可愛いんだぁ…♡カテコは5,6回あったのかな?もう覚えてない(笑)最後の幕前挨拶に出てきたちぎみゆ二人がとても微笑ましいやり取りをして劇場内にお花畑が広がってた。そして何度目かの添い遂げに感謝するターン。あのちぎみゆ芸をブレることなく最初から最後までやりきった二人に拍手を送りたいし、夫婦漫才はともかく、退団してからも一緒に雪組観に行ったり交流があるといいなって純粋に思った。

 

 

 組子だけじゃなくてお客さんや我々ファンにもありったけの愛情と感謝を込めた言葉を沢山かけてくれて、寂しいんだけど満たされてもいて、上手く言葉に言い表せないようなフワフワした感覚が2,3日続いた。それでもまだ東京があるからなんとなく割り切れてるような気がするんだよね。東京の千穐楽が終わっちゃったら宝塚の早霧さんはこの世から消えてしまうわけで、嘘じゃなく本当に一度死んでまた生き返る展開を迎える予感しかない。(とはいえジャニ方面もあるし、少しだけど現場も確定してるから案外早く生き返ってるかも…?

 

ひとまずありがとうございました!

早霧さん大好きです!!!!

2017/5/29 大劇場千穐楽の一日①

書き始めたら物凄く長くなってしまったから、まずは公演以外の一日の流れを記録的につらつらと。

 

 大劇場公演の千穐楽を観るのは今回が初めてで、その初めてが自担でトップの退団公演なもんだから一日が長くて内容盛りだくさんで心身ともにとにかく疲れた。疲れたんだけど「これで最後だから…」っていう魔法の言葉を唱えると不思議と乗りきれちゃうからタカラヅカマジックって心底恐ろしい。

 当日は4時半起床。早起きには慣れてるし千穐楽ハイみたいなのもあってそこまでつらくはなかったけど学生時代ぶりにエナジードリンク注入した。(効果があったのかは謎だけど心強くはあったよ!)その日のうちに帰るから荷物全部持って6時にチェックアウトして宝塚駅のコインロッカーに荷物預けて同担たちと合流。

 日中は5月なのに30℃近く気温が上がった異常なお天気だったけど朝はまだ涼しくて長期戦もこれならイケそうだな~☆なんて思ってたらまぁ日差しの強いこと!日焼け止め買っておいて正解だったわ。感覚としては嵐のグッズ販売を思い出した。あれでも大人しく耐えるヅカオタのメンタルの強さに改めて驚いたし、“好き”だけでそこまでできるのかって聞かれたら無償の愛だけでは気持ちがもたないから、やっぱりちょっと信仰心みたいなものが入ってるんだと思った。

 

 楽屋入りの様子も初めて生で見させてもらって、いつもの車から真っ白なスーツで降りてきた早霧さんはとにかく眩しかった。“退団オーラ”ってよく言われるけど早霧さんに関しては私はそれがよく分からなかったから(確かに肩の荷が一つ降りたような印象は受けるけど)辞めちゃうって実感もイマイチ湧いてなかったのが本音で、でも本人が全身白で現れたときに「あぁ退団者なんだ」って自分の中で一つ納得できた気がする。

 着いてすぐみゆちゃんに手作り感満載の十字傷を頬に貼られてるときの無防備な顔にもグッときたし、いつも塩対応なギャラリーにも手を振ったり目線を送ったりする姿にもグッときた。(特にギャラリーに対してのソレは凄く意外で、早霧さんの中でも何かが起きてるのを察したくらい。)お神輿で担がれながらはしゃいでたり組子からの粋な声かけに杢兵衛さんで返して組子が\ドッヒャー/ってなったり、見てるだけでも胸がいっぱいになる楽しくて幸せな瞬間の連続で、雪組っていいなぁ…♡なんて思ってたら組子が楽屋に戻っていったのにお立ち台の早霧さんが立ち尽くしたまま全然動かなくて。

 やっと振り返ったと思ったらもう感情のクライマックス迎えてた(笑)またその泣き顔がトトロのメイちゃんみたいに豪快なもんだからこっちも大笑いしながら「朝からこんななのかよ~(笑)」ってもらい泣きしてしまった。声かけにも雄叫びで返してくれたり(笑)、普段は遙か遠くに感じてる距離が凄く近くに感じられてそれだけで幸せだったなぁ。(トップスター様とド庶民の間柄に変わりはないけど気持ちの問題ね!)

 

 朝のお仕事を終えて同担たちと朝?昼?の腹ごしらえ。ムラでこんな風に過ごすのも最後なのかなーって思うと、中身のない超絶くだらない話をグダグダ喋ってる時間も愛おしく感じる退団マジック。

 そのあとまた炎天下の中でファン業務を一つこなしたんだけど、日差しと気温が絶対に5月じゃなくてビックリした。いっそ夏って言ってくれた方がスッキリするような異常な暑さだった。我々でもこんな状態なんだからお手伝いを含む大勢のスタッフさんや他会の皆さんには本当に頭が上がらない。こういう協力制度は噂には聞いてたけど退団者側で初めて触れてみて凄く感激した。独特の制度だけどそうやっていろんな人たちの協力があって送られる側は幸せ者だよね。(そして考えたら早霧会の皆さんはこれを二番手として2回もやってきたんだな…。)

 

 そんなこともあって劇場内に入ったら命の危機から救われた感があった(笑)(まだ5月なのに!(笑))そして同担たちと別れて座席についたら念願のペンラ早霧さんにペンラを振るという夢を叶えられて始まる前からちょっと満足気味だったのはここだけの話。そのペンラがテゴマスの青春と同じサイリウムみたいなタイプで、あれ壊れて使えなくなっちゃったから再び手元に戻ってきたような感覚で勝手に感動してた(笑)

 

で、本編に入るんだけど最初にも書いたように公演に関することはこの次にまとめるから割愛。

 

 そして夜のファン業務。劇場の外に出てもまだ日が暮れてないどころかちょうど西日がきつい時間帯でまたしても試練。でも少しずつ暗くなって涼しくなっていくあの感覚はとても心地がよかった。(そして嵐の国立とかNEWSの秩父宮を思い出した。)暗くなってからのペンラはとても綺麗で、その中をお花を持った袴姿の早霧さんが歩いてくる様はさらに綺麗だったな。まぁ、あれだけ泣いたあとならそりゃあ晴れやかなお顔になるよね…(笑)

 

 さすがに二日続けてお休みは貰えないから終わってすぐ駅までダッシュして電車飛び乗ってなんとか24時過ぎにはお家に帰ったけど、まぁ~~~~目まぐるしい一日だった。何なら最後が一番疲れた。劇場の門出た時点で20時過ぎてたのに11分のJRに乗れた奇跡を褒めてほしい。本当に頑張った。私の遠征っていつもダッシュがつきまとうんだけど、もう少しのんびりゆっくり生きたいよ…?

 

 

こんな感じでトップ出のド新規早霧担が体験した大劇場千穐楽の一日でした。

またしても雑な最後になってしまった。公演本編については次の記事に→

二人の運命はDramatic

退団公演って凄いですね。

 

 公演始まってから小忙しかったり何をするにも「これで最後か~」って言ってはいたけど退団公演の悲しさ寂しさ喪失感っていうのは実際体験してみないと分からないもので、案外平気だな~☆ってヘラヘラしてたらふとしたときに急に寂しくなったりして、私も例に漏れず自担退団の情緒不安定っぷりを発揮してるみたい。そして今がこれまでの早霧担人生で一番ちぎみゆのことが好きで、このコンビが愛しくて愛しくてたまらない。サヨナラの心理ってホントよく分からないわ…。

そんな千穐楽の感想は後にして、まずは全体の感想を。

 

 

 幕末太陽傳、トップコンビの退団公演だけどサヨナラ色はあまり濃くなくて、新規のお客さんでも十分楽しめる内容になってたのが早霧政権らしいと思った。(あからさまな別れや旅立ちはなく、オマージュの域で収めてたという意味での巧さ)公演が始まる前の取材会で、今回も最後だからといってリクエストはせずに与えられたものをどう仕上げるかみたいなことを言ってて、このスタンスが私は大好きで、こういうスタンスだから周りが盛り立ててくれるんだろうなってつくづく思う。

 演目が発表されて演出が小柳先生って時点で察したけど、原作物であることには何の不安もなかった。いつかのスカステの番組でルパンをやることになったときのことを聞かれて「ルパンを早霧でどうやるかではなく、早霧の魅力をルパンでどう見せるか」って言ってたのが凄く印象に残ってたから小柳先生なら多少破天荒なことをしても上手くまとめてくれるだろうっていう絶対的な信頼があったのね。だから本来なら来てほしくない最後の公演もワクワクしながら迎えられた気がするし、最後に先生を当ててくれた劇団の偉い人には心から感謝してる。

 

 佐平次さん(いのさん)は早霧さんそのものと言っても過言じゃないくらい早霧さんの素敵なところが詰まってて、もうずっと楽しくていっぱい笑わせてもらった。いのさんはどこまでも自由に生きていて明るくて逞しいんだけど時折見せる闇がこれまた深くて、この人を放っておけない!って思わせるところもなんだか早霧さんだった(笑)そりゃおそめさんもああいう決断をするよねって。客席総おそめ化。

 多額の無銭飲食をした挙句、勝手に働きだしても許されてしまう早霧いのさんの生まれ持った愛され力(りょく)もお見事。これは常々思ってるんだけど、早霧さんってどんなぶっ飛んだ言動をしても「ちぎちゃんだから仕方ない」で済まされてることが多すぎる。たくさんの人を助けるけどヒーローと呼ぶにはちょっとズル賢くて、でも爽やかで魅力的な人だと思えるのはやっぱり中の人自身の魅力が出てるからなのかな♡(突然のデレ)

 いのさんが相模屋を掻き回して時代の波にも上手く乗っていく中で、一見何の意味も持たないようなセリフや出来事が後半で繋がったときに思わず「小柳先生!!!!!!」って感動した。でもこの伏線回収が薄っすら感じていた寂しさを増幅させてて、いのさんが撒いたアレコレがうまく回り始めたらみんなどんどん相模屋から去って行くのよ。このテンポ感がまた絶妙なんだけどやっぱり寂しくて…。最後に“ちぎみゆ”な演出をしてくれたことで未来に希望が持てるしファンとしてもかなり救われてる。何はともあれリピーターに優しい役とお話でよかった♪(ゲスいまとめ)

 

 

 Dramatic“S”!、意外性は無いけど最後にオーソドックスなショーを見れて満足っていう印象。今までのショーが個性強かったから(笑)、逆にこういう“THE”なショーが新鮮に感じる謎現象が起きてる。でもだからといって緩むことなくスピード感があって一貫して攻めた曲調とダンスなのが早霧ショーらしいなって。サヨナラ色も後半に感じるくらいで、前半は楽しい!カッコいい!であっという間に過ぎちゃう感じ。

 あとはまぁ何と言っても早霧さんの前髪の破壊力でしょう。公演始まって1週間経ったくらいから急にプロローグで前髪を作ってきて、せり上がりで振り返った瞬間に私の全身の毛穴が開いた(笑)アイドルにおける前髪の重要性は常々感じていたけど、最後にしてようやく早霧さんがそのことに気づいてくださって胸アツ。アレがあるのと無いのとでは満足度が10000%くらい違うからね。

 

 ファン待望のブライアント先生振り付けの新場面(Song & Dance)は今回も恐ろしい完成度で大感激!特定の演出家の先生と相性のいいトップさんはこれまでもたくさんいただろうけど、振り付けの先生と相性のいいトップさんは珍しいんじゃない?しかも先生の方から熱烈なラブコールもあるって奇跡では(笑)場面に出てる人数も多いし、さすがスぺオキに捧げるBig Party!(※ステージドア参照)トラジャみたいにもし“ブライアントジャパン”なるユニットがあったら早霧さんに0番を任せてくれるって信じてるよ!

 

 おめでたい初舞台ロケットが終わると静かに始まるサヨナラ場面。毎回イントロが流れ出すと「あー来たなー…」ってこちらも静かに構えてる。曲調は明るいし組子の入れ替わりが激しくて結構ハードなんだけど、みんなが笑顔で早霧さんの方を見ていてそれだけでもグッとくる。早霧さんのトップ像は“キャプテン”だと思ってて、最前線で戦いつつも冷静な目で周りを見ているから仲間からの信頼が厚くて総力戦でキラキラ輝いてるっていうのが今の雪組の印象だから、それが見事に具現化されたような演出の連続で寂しいんだけど温かい気持ちにもなる。雪組の温もりがこの先ずっと早霧さんの心に残ることを切に願ってます。

 あと見所として、毎回終盤に早霧さんのアドリブの振りに組子みんなが対応するっていうSMGOの極みみたいな瞬間があるんだけど、あそこの組子たちの集中力が本当に凄いから初めて観る人は気を緩めずに最後まで見てほしい。

 

 黒燕尾は久々に正統派を見たって感じ。ベサメムーチョかぁ…しかも歌うんかぁ…って正直思ったけど、やっぱり黒燕尾はいいね。きっと早霧さんはこういうことをやりたくて宝塚を目指したわけだし、目線とか手の力の入り具合から男役に対する想いがビシバシ伝わってきて痺れる。あと平澤先生の振り付けは最後の一押し!っていう決めポーズが大好きで今回もそれが健在だったから拍手しながら無事に召された(笑)

 

 最後のデュエットダンスはとにかく美しくて神々しくて、こうやって伝説になっていくんだなっていうのを凄く感じたし、クラシカルな曲にシンプルな衣装と振り付けでコンビ間の感情が引き立つ演出に泣いた。見つめ合うだけ、手を繋ぐだけで二人の間にドラマが生まれるんだよね。目で会話するって本当にあるんだな、この二人の間には誰も入れないなってそういうお花畑みたいなことを本気で思うのよ。ああいうコンビカラーだしついてるファンもアレな人が多いからこんなこと言うのは恥ずかしいんだけど、このデュエダンを見たらもう恥なんて捨てて堂々と信者宣言したいし、大人たちの考えた出会いだったとしても運命論を信じてみたくなる。

 セットの「See you again」然り、いつかまた会えるかもしれないっていう希望を持たせてくれる締めくくりが今後も二人の物語も雪組の物語も続いていくと思わせてくれて素敵。寂しいけど前を向かせてくれる優しさにまた胸が熱くなる。望海さんの美声に包まれてるっていうのも大きくて、望海さんがいなかったらここまで人気組になることはなかったかもしれないし早霧さんにとってもかなり心強い存在だったと思うから、最後にこういう形で二人を見守りながら送り出してくれるのが凄く幸せ。

 ただ最後にこういう形で関わってくれた望海さんが早霧イズムを意識的に引き継いでしまわないか不安に思ったりもする。トップが変われば組も変わって当然だから、無理に“雪組といえばこう!”みたいに固めないで望海さんのやりやすいように組を創っていってほしい。ま、変わりすぎたら変わりすぎたで受け入れるのに時間がかかりそうだけど(笑)、居心地のいい雰囲気をつくれば組子みんなも輝くし、きっとそういう組を早霧さんは望んでると思うからそうなってくれたら嬉しいなっていう早霧担の独り言です。(独り言なんで大目に見てね☆)

 

 

まとめて感想書いたら久し振りに長文になってしまった。

千穐楽の感想はまた次書きます。

Love-tuneクリエ 5/13昼

なんとか生きてます。

 

最後の更新が中日星逢の初日でビックリした。まぁ実際中日のあとに入った現場といえばあのたまアリJr.祭りくらいだからね。ていうか今振り返ってJr.祭りの感想書き忘れてたことに気づいたわ。もう覚えてないからスルーするけど。(クズ)ちなみに時期的には幕末ドS傳のムラ千穐楽1週間前ってところで、これに関してはまた改めて書く。(私のやる気次第ではあるけど…)そんなこんなで今回はクリエの感想。

 

 

今年もクリエに行ってきたぞーーーーー!!!!!

 

 なんとか毎年恒例行事になれててありがたい限りだけど毎年入ってると記憶がゴッチャになってすぐに思い出せなくなるね…(私の脳みそが老化してるのもある)(そっちのが悲しい)去年は初めてユニット名がついての冠公演だったけど途中で人数編成変わったから7人の完成形(?)としては今年が初めてになるのかな。4人だと思ってたのが3人加わって正直戸惑ったりもしたけど、今は7人になってよかった!って心から思える。(ちょろいとか言わないで…!)単純に人数が増えたから出来ることも増えたし個々の負担も減って余裕も生まれたんじゃないかな。

 

 今年は「魅せる」をテーマにいろいろ作ってたみたいで(情報源はツイッターのTL)、確かに和コーナーとか全員が楽器を使うバンド曲とかあって、らぶの特徴である“振り幅の広さ”がまた更に広がってた。Jr.に限らず、“ジャニーズ=歌って踊る”がデフォの中でいかに個性を出すかってところでは頭一つ飛び出てると思うし自信を持っていいレベルまできてると思う。謎クリエで「俺らは踊ってナンボ」って言ってたのを思うと成長に涙が出てくるよ…。

 あと胸が熱くなったのはバンド曲の多さ。人数編成は変わっても楽器ができるメンツは変わらないからナ~とか思ってた自分をぶん殴ってやりたい。何もできないから今できることでどうにかするんじゃなくて、何もできないから猛練習して一つでも多く特技を身につけるのがジャニーズJr.なんだよね。それは自分のためでもあるしグループのためでもあって、こういう向上心とか闘争心はJr.担にとっての活力にもなる。今回で言えば自作曲とかモロのサックスとか萩谷長妻のコラボソロとか。ほんと凄いよな~。真面目で熱心な子が集まったのも良かったよね。バンドパフォーマンスってダンスよりも密にすり合わせをしなきゃいけないでしょ?だからそれだけグループとして濃い時間を過ごせてるってことで凄く嬉しかった。

 

 話題の和メドレーは、ジャニの和演出よりも雪組を見る機会の方が圧倒的に多くなったから終始ザワザワしながら見てて純粋な感想が出てこないんだけど(笑)、まずは衣装がカッコよかった!ま、格差みたいなものは見えたけど(小声)、それぞれの個性に合った衣装と持ち物で見応えあったな~。とりあえず、あらんちゃんに刀持たせたの大正解。ステージで縦イチに並ぶのも威圧感があったし、その頂点に君臨するのがあらんちゃんってのも上手い。扇子を使ったSHE HER HERも新鮮で面白くて、お女郎やっすーの首の可動域の狭さに惚れた。(相模屋に来たらすぐ板頭になれる逸材)

 結局らぶって以前にも使ったことのある既存曲を演出や曲調を変えてオリジナルの新しいものとして見せる能力に長けてると思うんだよね。やっぱりそういうのって音楽面からも具体的に提案できるのが大きいのかなぁ。いずれにしても頼もしい限りよ。大人の信頼を得るのって大事。

 

 あとモロササイズは大歓迎だけどコントは別に…って感じだな~。コントみたいな企画もの入れるなら前やってた意志疎通ゲームとかやってほしい。やってる方は一生懸命だし楽しいかもしれないけど、コントって基本的に客席は見てるだけで置いてけぼりになるからね。あと笑いには向き不向きってあるし…。その辺は今後もこういう機会があるならもう一度冷静に考えてほしいところ。

 

今年の感想はとりあえずこんな感じ。去年のクリエと比較したらしっかりとした仲間意識があってメンバー愛も生まれてて、このグループでやっていくっていう覚悟と責任も垣間見れてとても充実した公演だった。なんだか私の中ではクリエが年に一度の発表会みたいな位置づけになってる(笑)今はらぶが一番じゃなくなってるけど、またもう一方が落ち着いたらゆるやかにファンを続けたいと思います。

末永く宜しくね!!

男の友情に泣く、中日版・星逢一夜

初日行ってきたどーーーーーーー!!!!!!!!

 

 星逢=夏ってイメージだから真冬の星逢ってどうなの?って感じだったんだけど、いざ幕が開いたら変わりすぎた脚本についていくのに必死で体感温度にまで気が回らなかった。(うえくみ先生、再演でも容赦ない(苦笑))暑いのか寒いのかよく分からないけど目の前に現れた蛍村の風景と櫓の懐かしさに自然と涙が出てきた。観る側も今までの蓄積があるからちょっとしたことで涙スイッチが入ってしまうんだよね…(もはや病気)でもまだ初演との比較で頭が忙しいから“五感で感じる”ってところまで到達できてない気がする。そう考えるとあの夏の自分のエネルギー凄い(笑)

 

初演との変更点を挙げたらキリがないから個人的に一番印象に残った晴興(紀之介)と源太の友情について。

 

 晴興側から物語を見ると源太は大劇場の頃が好きで、中日はそれに立ち戻った源太像をまた望海さんが演じてくれるのが嬉しかった。さらに今回は晴興(紀之介)と源太の心の繋がりが感じられるのがいい。晴興とお泉ちゃんの関係がメインに描かれている初演は質素な世界観の中にもきちんと起承転結があってドラマティックになってるけど、今回の新演出版はそれに加えて初演には無かった温かさと優しさがあって好き。

 初日遠征から帰宅して歌劇の演出家インタビューを読んだら「早霧は彼女自身の本質から、人間の善なる部分や優しい部分を嘘なく演じられる人」「今回は大人になった晴興の部分も早霧の持ち味に寄せて演出できたら」と語ってて納得した。まさにそのとおりに仕上がってる。先生凄いな~。(語彙力皆無)

 

 老中様になってから、初演は故郷への想いや自分の感情を殺して政策を進めていく冷徹さが苦しかったのが今回はまだ私情を捨てきれずに迷っている老中様。受ける印象はかなり違うけど恐らく晴興の根底は同じで、それを抑える強さがあるかっていうところでの演じ方の違いなんだと思う。だから藩と幕府に挟まれて苦しい立場なことには変わりはないけど、今回の晴興は江戸で出世しても子供の頃に育まれた“大切なもの”や紀之介が持っていた光の部分が残ってるんじゃないかっていう希望が持てる。(本当はそういうものを捨ててしまった方が楽なのにセルフ再演ではそうさせてくれないうえくみ先生…)そしてその光を源太も信じてるのがまた切ない。

 

 大人になってからの晴興の理解者は数人しかいなくて恐らく江戸には居場所がないと感じながら日々を過ごしてると思うのね。でも自身の藩は今まさに自分が関わっている政策で苦しんでいるのも分かってるから故郷に思いを馳せることも晴興には苦しいこと。そんな中で源太に「お前にだったら分かるだろ?」って言われて、実際そのとおりで、そのときせめてもの救いに「自分のことを分かってくれている人がここにもいる」って気づいてくれてたらいいなって思った。これは初演のときには全く抱かなかった感情で、そしてそれがあったから腹を括れたのなら悲しいけど嬉しい。対立してもああいう二人ならお泉ちゃんには入れない男同士の世界があってほしいと思ってしまうのよ。そうじゃなきゃ何も報われないもん…。

  源太は紀之介にとって初めての男友達で、それって結構大きな出来事なのに今思うと初演はそこまでスポットが当たってなかった気がする。(単に私がそういう風に見てなかっただけかもしれないけど)だから子供の頃の二人が以前よりも仲良さそうにしているのを見てとにかく微笑ましかった。幸せすら感じた。でもそれは2年経ったからこういう描き方になったのかなとも思う。(初演のときはまだ望海さんとのお芝居は2作目だった) ここの関係性が濃くなったことで晴興が見てる世界も広がったようにも感じる。劇場は小さくなったけどスケールは大きくなった、みたいな。いろんな残酷さが晴興を苦しめる方が物語の深みも増すもんね♡(鬼)

 

 お泉ちゃんへの淡い想いが軸にありながらも藩主として故郷の村を想い、蛍村の仲間たちのことも想い…っていう思いやりに溢れた人生で物語を終えられるのが“希望”ってことなのかな。劇中で晴興が「いい殿様にはならなかったな」って言うけど一貫して優しい殿様だったし、退団が控えているこのタイミングで早霧さんに近いキャラクターとしてまた晴興が見れたのはありがたい。あと単純に同じセリフやセットを使って新演出版として再演する熱意に感激した。お芝居の面白さや奥深さも知ったかなぁ。

 隣県なのに地味に遠い名古屋でちぎもんパーリー見せてくださってありがとうございます。これで無事に?退団公演に向けて心の準備ができそうです~(虚無)あと、

これだけいい作品、もちろん映像化しますよね???

ありがとう2016年

あけましておめでとうございます!!

 

 一年の総括を書かねばと思いながらもケイレブヒッツ大千穐楽終わってから仕事がバタバタで気づいたら年越してた。書きたいことはたくさんあるのになかなか行動に起こせないのは自分の悪いところの一つ。今年はちょっとでも改善したいなぁ。あと天邪鬼なところも。自分でAと言っといて直前にBを選ぶの本当に悪い癖。気づけばもう20代半ばになってて、それなのに自分の中身は学生時代から何も変わってなくて寧ろ退行してる感覚さえあるから恐怖だよね。もう少しいろんなことに対して落ち着いた対応ができる大人になりたいわ。

 

さてここから本題。2016年の現場まとめはこんな感じ。まずは宝塚関連。

雪組》44

るろうに剣心:21

ローマの休日:13

・バウ ワークショップ:1

・ケイレブハント/GH!:9

 

《その他》2

シェイクスピア/ホッタイ(宙):1

・仮面のロマネスク/メロディア(花):1

 

るろ剣どうした?(笑)

 

 半券数えながらビックリした(笑)3都市回ったローマよりもかなり観てる(笑)まぁGWでよく通えたのとチケ難対策で多めに申し込んだら意外と全部取れてしまったのが要因かなぁ…(小声)でも楽しかったから全く後悔してない♡チケ難といえば、有名漫画が原作のるろ剣よりオリジナル作品のケイレブの方が酷くて驚いた。どうせ取れるだろうと思って外部貸切とか完全にスルーしてたら公演始まって「あれ…?」って。なんやかんや観たいときに観れてたからチケ業舐めてた自分を反省。こういうのは地道な積み重ねが大事だよね。ちょっと気持ちを改めた。

 2016年ナンバーワン現場はどの現場にも思い出がたくさんあるから決められないけど、近しい同担たちの中では“早霧史上最も付き合いたい役”だったケイレブさんにはリア恋的にドハマりしたから今年出会えてよかった役はケイレブかな。そんなこと言っても女と子供に優しい剣心さんも素敵だったし、クズいけど情熱的なジョーさんも素敵だったから結局は2016年も銀河一カッコいい早霧せいなさんが優勝ってことで♡(???)

 あと今年は前髪に一喜一憂した一年だった(笑)るろ剣初期のフィナーレとかケイレブとか。でも調子がいいのは最初だけで、どっちも最後までビジュを維持してくれなかったのが残念。いや、残念通り越して物申したい案件だな。早替わりが大変なのは重々承知してるけど、前髪次第で観劇のモチベーションが大きく変わることも分かってほしい…!(早霧さん見てますか!!!!!!!)

 あと特筆しておきたいこととしてはローマのフィナーレ、男役群舞の圧倒的ビジュアル力(りょく)。ダンスやったことないから技術的なことはよく分からないけど、早霧彩凪月城の美の暴力トリデンテは最強布陣すぎた。かなてぃの組替えが決まった今、あの群舞を見れたことは幸運だしビジュ重視の顔ファンにとって大きな財産になったよ。デュエダンは未だに納得いってないけどそれ以外のフィナーレはありがとう田淵先生!!って感じ。(本音)
 
 いよいよ退団を発表して、今年の早霧担活動には全てに“最後”って言葉がついて回るのかと思うとやっぱりちょっと寂しい。必ず通る道で覚悟してたとはいえ、実際それを目の前にすると気持ちがグラグラに揺れて情緒不安定モードに入っちゃう…。ただ、ここで周りを気にして観劇数とか投資額とかで負けず嫌い精神を出しちゃうと社会的に破滅しそうだから無理せず身の丈に合った応援をするっていうスタンスは絶対崩さずに最後まで早霧担を全うしたい。それで添い遂げオタ卒を目標にペースを緩めていけたらと思う。

 

 

続いて近頃めっぽう減ったジャニ現場。


《コンサート》6
・KinKi15-16:1
Love-tuneクリエ:1
・NEWSドーム:1
・サマステ(Love-tune×Snow Man):2
・KinKi16-17:1

 

《舞台》1

・Endless SHOCK:1

 

やっぱり少ないな~。飽きてるわけじゃないしリリースは追ってるけど現場ってなるとどうしても雪組優先になってるから仕方ないんだよね。 

 NEWSのツアーはアリーナも1ヶ所は入りたかったのに見事に外れて、結局前年同様にドームだけになっちゃった。1回のコンサートを全力で楽しむっていう面では清く正しいファンで、制作側にとってもイイお客だと思うけど(笑)今年もツアーがあるらしいから、今年こそはアリーナクラスどこか行けたらいいな。

 らぶ現場はそれなりに数あったのに申込みの時点で見送ることが多かった。これも飽きてるわけじゃないんだけど、Jr.を追うのってデビュー組を追うよりも大変で、地方に住んでたら尚更。今はそれに充てる時間もお金も体力も足りないから無理ってことにしちゃってる。だから彼らがデビューしてくれるのが一番都合がいいんだけど♡ま、Jr.担をどうするかは7月23日以降にゆっくり考えたい。(なんか退団会見みたいになっちゃった(笑))

 早霧担になってからなぜか増えたKinKi現場。(理由は察して)ぶっちゃけ活動頻度も少ないから距離感としてちょうどいいんだよね。1回の観劇、1回のコンサートで十分満足できるパフォーマンスだからっていうのもある。いい息抜きになってたくさんの刺激を貰えるから今後もゆるりと参加させていただきたい。

 

 

2016年のオタクゴトはザッとこんな感じでした。個人的な目標は最初に書いた諸々大人になりたいってことと、そろそろ将来を見据えた行動を取りたいってことで、年内は難しいかもしれないけどまた一人暮らしをしたい。親にいろいろ甘え過ぎてるから自立しないと人としてダメになる(笑)あとはオタクっぽいこと以外にも趣味を作れたらいいな。まぁすべては7月23日以降に考えるってことで。(結局それ)

 

そんなこんなで今年も宜しくお願いします♡

いい夫婦の日(※若干ポエム)

実は今やってる公演が最後だと思ってました。(告白)

 

クリスマスは前例もあるから覚悟してたんだけど、どうやらそうではないと分かったときに本当に覚悟した。でも正確には、覚悟した“つもり”だったのを今回思い知らされた。

 

公式の発表と会見ってこんなにもダメージ大きいんですね☆

 

 頭の中で何度もシミュレーションしたり周囲を見て心構えや臨み方を承知してたはずなのにそれらが何の役にも立たないくらい外野と当事者じゃ全然違った。

 とは言ってもNEWSのあの衝撃に比べたら「ついに来たのか」くらいで気持ちの整理ができてるし、宝塚の事前発表→記者会見の流れには救われてるけど(それが普通)、それでも発表の日を境にして物事が終わりに向かっていく様子を見ていくのはやっぱり悲しいし寂しい。

 ただ“その日”がいつ来るのか分からないっていう不安と緊張感が解けて楽になった面もあって不思議な感覚。本能的にネットニュースはたくさんスクショしたけど気持ちは複雑で、素直な言葉と晴れやかな姿が美しくて嬉しい波と、この閉鎖的な世界から出ていってしまう悲しさの波が交互にやってきて、これが情緒不安定ってやつかなって…(泣笑)

 

 長年ジャニオタやってきた私が突然宝塚にハマったのは自担への典型的なビジュアル落ちで、どんなにクレイジーでも顔が良ければすべて良し!男役だろうと女役だろうと美味しくいただきますってスタンスだから、いずれ来る“男役を辞める”ってことに対しても実はそんなに大事(おおごと)には捉えてなかったんだけど、記者会見の様子とか諸々のメッセージを見て、自担にとって男役は単なる職業じゃなくて人生の半分以上それだけを見て生きてきた全てってことにようやく気づいた。(遅い)みんな生半可な気持ちであそこにいるわけじゃないんだよね。本当に凄い世界だ。

 宿命とはいえ、そんな大事(だいじ)なものを手放す決断には計り知れない葛藤があったんだろうなぁ。明後日から東京公演が始まるけど大劇場で観てたときと同じ心理状態で観るのは不可能だし、いろいろ考えてしまって舞台を純粋に楽しめないかもしれないのは演者の方々に申し訳ない限り。でもこればっかりは大目に見てほしい。

 

 “二人で”ってことは単純に嬉しかった。今までの発言からコンビの絆は前提としたうえで個々の自立を望んでそうだから本人が嬉しかったのかは分からないし、言われたときの本当の気持ちを我々が知ることは多分無いんだろうけど、そう言ってくれたことで背負ってるものがちょっとでも軽くなったならこんなに幸せなことはないよね。

 「彼女なしでは…」っていうのは本人だけじゃなくてきっと周りもみんな思ってる。最後まで夢を見させてくれる相手役ちゃんには感謝してもしきれない。ファンの位置からじゃ絶対に届かないものを相手役ちゃんがいつも隣で伝えてくれるのも恵まれてると思う。もしかしたら残るのでは…ってちょっとでも考えた自分は大バカ者でした。(ごめんなさい!!)

 

 自担がいなかったら恐らく宝塚にハマることはなかったから来年には私も添い遂げオタ卒(ヅカの)する予定。でもいい趣味になってるから頻度と熱量が下がるだけで観劇は今後も続けていきたいな。

 これからの8ヶ月は感情の起伏が激しそうだから他にも癒しを見つけておきたいところ。じゃないと7月までもたない気がする(笑)でもせっかくの機会だし(?)、遠征とか定例会でお友だちと楽しい思い出をいっぱい作りたい♡

 

まずは年内のファン活動を無理せず頑張りましょう!!