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主に記録用

雪組 ルパン三世-王妃の首飾りを追え!- 3/14

東京宝塚劇場  開演11:00、15:30

 

 

3週間ぶりの観劇行ってきた♡このマチソワで7回目を終えたみたいなんだけど、まだあと2回残ってて我ながらペースおかしくない?って自制心が働くけどそれを振り切る楽しさで、もうこの公演終わったら一度燃え尽きて灰になろう…くらいの心意気でいる。(ヤバい)メモとってないし時系列バラバラでマチネかソワレかもごっちゃになってるからレポっぽくまとめるのは私の頭じゃ不可能。ってことで今思いつくことをとりあえず書いてく。

 

前回観た東京2日目よりも更にアドリブが飛び交ってて、アドリブにアドリブで返すみたいなカオス状態だった(笑)公演こなしながら他のお仕事もあって毎日大変なのによくもまぁポンポン違うネタが出てきますよね。砕けた笑いにも真剣勝負で取り組む真面目な雪組さんが私は好きよ!(もちろんお芝居の深みも増してたよ!)

じわじわくるのがマリーちゃんのお部屋を出ていくきゃびポリニャック夫人とあんりちゃんマリールイーズの件。きゃび様の一言に対してあんりちゃんが一言でぶった斬るっていうシンプルな流れなんだけど、そのあんりちゃんの一言が毎回絶妙で必ず笑いが起きる。あれってやっぱりきゃび様の脚本なのかしらね?

あと8年後に飛ばされる前の愛すべき悪党大集合の場面。それぞれが錬金術のスタンバイに入るなか、不二子ちゃんとジャンヌさんの悪女二人が地味に小競り合いしてるのが凄く好き。あれ何言ってるのか全然分からないけど絶対面白いやつでしょ(笑)

 

ちぎルパンさんも絶好調で、ここ最近のブームであるちぎみゆジェネレーションギャップ芸はこの日も入れてきた。ピンクレディーペッパー警部に合わせた「ルッパァ~~~ンさんせぃ♪(ノリノリな振り付き)」を披露。ちなみにこれ1回で上手くリズムに入れず(完全なる自分発信なのに(笑))「ルッ…もう一回(冷静)」ってやり直したからね。(ここで生じるルパンさん可愛すぎ問題)これに対してみゆマリーちゃんも「ルパ~…ンさんせぃさん…?」って超小声でいかにも自信なさそうに返すもんだからみゆちゃんんんんんんんんんん><ってなったよね。そんな様子のマリーちゃんに「ピンクレディー知ってたぁ?」ってとっても優しい声で聞くルパンさん(というか早霧さん)に私のちぎみゆ値急上昇で苦しかった…。そのあとマリーちゃんがマイクに乗るか乗らないかの物凄く小さな声で何かを言っていたんだけどルパンさんがセリフを続けちゃったから聞き取れず。(残念)

パリデートからのリベルテも相変わらずラブラブで、場面としては切ないんだけど幸せいっぱい♡マリーちゃんの「籠の中に閉じ込めておいて何も知らないと批判するのはヒドイわ」に対するルパンさんの「被害者ぶるのはみっともないぜぇ」が凄くツボで、ここで甘い言葉や慰めの言葉をかけないあたりがルパン三世でたまらない。そうだよね、現代で自由に生きるルパンさんだったらそう言うよね、っていうルパン三世という役への説得力がその一言に詰まってる。ここは宝塚だけど存在してるのは紛れもなくルパンだ!っていう確信が持てる。

 

ジュゼッペ邸でのカリオストロちゃんイジリはホワイトデーだからセラフィーナちゃんにバレンタインのお返ししなよってしつこく強要(笑)ルパンさんは貴重なカリセラのラブラブな場面を見せたかったのにカリオストロちゃんが「嫌だ!」「何でだ!」「そういうのは裏でやるんだ!」(?!)って頑なに拒むもんだから「じゃあ俺がやる~!(小学生のケンカみたいな言い方)」ってルパンさんがセラフィーナちゃんの手をとって跪いてキス。ここまでしても一向に乗ってくれないカリオストロちゃんに何か厚く高い壁を感じた…(笑)そんなこんなで目当てのことが達成されなかったアドリブ場面はルパンさんの「もう時間ないから行くよ!」で強制的に終わったんだけど、そのあともなんだかフワフワした空気が流れて、セリフを喋りながらも思わず自分で吹き出しちゃうルパンさん。なんだけどその声が女だった…。さ、早霧さん…!見た目超ルパンなのに急に中の人出てきた…!って内心大興奮で堪えるの大変だったよ。しかもその“吹き出した”っていうのも戸惑って「ぁはっ…(笑)」とか「くっ…(笑)」とかそういう吐息系のニュアンスだからなんともエロくてね…。不意打ちのリアルエロスやめてほしいです…!話逸れすぎたけど今回のピークはルパンから発せられる女の声だったから許してほしい。(不純)

 

他に特筆すべき感想としては、薄々気づいてはいたけど不二子ちゃんの顔が好きってこと。常時フェロモン垂れ流し状態だけどいちいち可愛い。8年後に飛ばされる前のカリオストロちゃんの錬金術が成功した瞬間のパッと顔を上げたときのきょとん顔とかもうたまらなく可愛い。不二子ちゃんってセリフ自体はあんまりないけど、体のラインを強調した立ち姿やアクションで存在感が強まってて唯一無二のキャラクターとして成立してる。だから仕草一つとっても目をひくものばかりで、ルパンさん中心に見てる私でも思わず視線を不二子ちゃんに向けちゃう。まさに視線泥棒。ルパン素人の私のイメージだと不二子ちゃんって明確な仲間じゃなくてたまたまルパンたちの狙い先に毎回いる女って感じなんだけど、宝塚版は悪女っぽさが薄いから最初から仲間として見れて尚且つ安心して純粋に可愛いって思えるのかも。(いずれにしてもせしる姐さんはお美しいです♡)

 

 

今回はこんな感じかな?東京公演も終盤で疲れから内容がダレちゃいそうだけど毎日アドリブ入れて変化があるからそこまで鮮度が落ちた印象は受けなかった。(お前誰だよ発言で申し訳ない)あと残り1週間。怪我や体調に気をつけて毎公演楽しい舞台を見せてほしいと願うばかりです♡あと早霧さん細すぎるのでちゃんと食べてください♡

萩ちゃん大好きオバケからの転身

久々使ったなこれ。萩ちゃん大好きオバケ。今はただの萩ちゃん好きな田舎の人って感じで落ち着いてしまってる。(担降りの話ではないよ)

 

このままオタク→ファン→茶の間へと徐々にシフトしていくのかなぁ…ってここのとこ毎日ぼんやりと考えてて、明確な決め手はまだないけど物理的にも心理的にも少しずつ距離が離れていくのを感じてる。で、なんかこの感じ前にも経験したことある…って思ったら別のところに興味が出てきて掛け持ちを始めて最終的に担降りに至るまでのあのプロセスでの気持ちだった。

なんだよ結局担降りかよ…って思うじゃん?でもそもそものジャンルが違う。性別も違う。私が器用だったらジャニーズと乃木坂と宝塚と、って好きなものを好きなところだけ楽しんでたところなんだけど、いかんせんそんな器用じゃないから何か一つ新しいことを見つけたらそこしか見えなくなっちゃう。我ながら人生損してると思うわ。 

大学3年生のときに萩ちゃんを知ってファンになって、JW通ったり少年収入ったり凄く楽しかったなぁ…まさしく青春だった………って懐古モード発動しちゃうから振り返り作業はしないでおく。

 

今はちぎみゆが専ら日々の癒し♡一般的に3年周期で人の“好き”も変動するって言うから、このトップコンビが任期を終えたら私の熱も冷めると予想してる。(というか今までの経験で学んだ)これくらいのペースがちょうどいいのかなぁ。とりあえずは今大好きな早霧せいなさんのファンを楽しむ♡♡

 

そんな感じでジャニーズからは離れても、また違うところでオタクまがいなことをしてるから結局はオタ卒できないんだな…(泣)

咲妃みゆ嬢が可愛い!

私のご贔屓は早霧せいな様でそれは絶対的なのに、早霧さんを見ていたら隣で微笑んだり涙ぐんだりほっぺを膨らましてプンプンしたり…といろんな表情で早霧さんを見つめる咲妃みゆ嬢がとてもとても好きになった。本当に可愛い。1日に1回は「みゆちゃん可愛い!」を言わないと気が済まなくなってる。ていうか特に意識しなくても気づいたら1日1回は言ってる。そう、みゆちゃんが可愛いのは何も特別なことじゃない。

早霧さんを初めて知ったのが伯爵令嬢の舞台写真だったんだけど、隣にいるこの相手役さんはどんな人なんだろう、これだけ美しい人に釣り合う技術を持ってる人なんだろうかってそんなことを考えてた。今思えば、みゆちゃんに対してそんなことを思ってた当時の私をビンタしたあとに思いっきり蹴っ飛ばしてやりたいわ。何てヒドイことを言ってるの当時の私!!見る目が無さすぎる!!!…と言ってもまだ宝塚に目も心も慣れてないから仕方ないっちゃあ仕方ないんだけど。

 

歌もお芝居もお上手で、早霧さんは役に対して憑依的なお芝居をされる人だと個人的には思ってるけど、みゆちゃんも憑依というかその役に溶け込むのが非常に上手な演者さんだと思ってる。年齢も境遇も様々な幅広い役に対応できて、きちんとその役の人生を生きれる人。月組時代の作品を見たらそれがよく分かる。月組時代のみゆちゃんは成長著しくて凄い。作品ごとにどんどん活躍してる。96期ってことで大変な思いもツラい思いもしたであろうことは新規の私でも想像がつくけど、そんな環境の中でも真っ直ぐに役や作品と向き合ってたくさん努力して、みゆちゃん自身の実力でそういった心無い声をねじ伏せてきたんじゃないかな。

見た目はおっとりしているけど結構な負けず嫌いさんなのか、ルパンで早霧さんの突拍子もないアドリブに食らいつく姿勢はとても体育会系。フワフワしているけど中身はとてもしっかりしていて芯も強い頼もしい娘役さん。

 

月組時代といえば珠城りょう様(たま様♡)とのたまみゆコンビに甘い夢を見ていた月組ファンの人が多い印象。入りがちぎみゆだった私にはどうも理解できなかったんだけど、スカステで月雲の皇子を見て、たま様に包まれるみゆちゃんを見て、こ、これが…!とテレビの前で一人大興奮だった。何だあの胸のときめきと高鳴り。リアルにトクン…///としたわ。それで後になって調べてみたらちゃぴが新公に出なくなってからはみゆちゃんがたま様の相手役で新公ヒロインを務めてきたらしく、そりゃ息もぴったりでしょうよって納得した。学年を聞いてビックリする落ち着きと貫禄。主演を務めるべくして育てられた二人。そんなみゆちゃんがたま様と別れて雪組へ嫁いでいってしまう。たまみゆファンの悲しみは計り知れないわ。ツラかったやろなぁ…(さち花様ボイス)

月からやってきたお姫様みゆちゃんは当然のように雪組でもみんなから可愛がられ、そしていろんな意味でワンダフルな早霧さんのお嫁さんに。大人しいみゆ姫と中学生男子でテンション合うの?って感じだけど、まさかのみゆちゃんも結構変な子だったー!くっそーー!ちぎみゆーーー!!好きだーーーーー!!!!!

 

そんなこんなで今に至る(雑)娘役は男役をより素敵に見せるためにいるって話をよく聞くけど、その逆もまた然りで、早霧さんを見ているとみゆちゃんが普段以上に可愛く見えて愛おしくなる。これは早霧さんの言う「イチ舞台人としてお互いを尊重しあう」ってことにも通じてるんだろうか。あと何かで「私もゆうみちゃんが可愛く見えるように努力する」っていう発言を聞いた気がする。

話逸れるけどみゆちゃんの前でカッコつける早霧さんって何なの?みゆちゃんの前では方言が出てない理由として「ちょっとカッコつけてるからなぁ~(ヘラヘラァ)」って…。カッコつけると方言出ないの?何その気遣い。カッコつけたところでみゆちゃん常に目がハートですよ?ちぎみゆはお互いにバカップル芸を楽しんでて楽しいわ。(時々みゆちゃん死んじゃうんじゃないかって思うときもあるけど)そしてそれに慣れつつある組子っていう雪組の雰囲気大好きだよ!

 

毎度のことながら終着点が見えなくなってきたので最後にみゆちゃんの可愛いところを挙げて終わります。まずは芸術的にくるんとした前髪。次に福々しいほっぺ。そして綺麗で品のある声です。ありがとうございました。

早霧せいなさんという人

なんかア●トークの企画名みたいなタイトルになっちゃったけど(笑)

やりたいのは早霧さんについての頭の中の整理。早霧さんと雪組について日々勉強していろんなことを感じてるからそれをちょっと整理してみたくなった。

 

まずは箇条書きで。

 

 

・温かくて優しい人

・とんでもなく熱い人

・ユニークすぎる人

・実は冷静に現実を見てる人

・飾りすぎない正直な人

 

 

順番は一応今浮かんだ順。次にこれら5つの項目について思ってることを頑張って書き出してみる。(本当に頑張って…!)

 

 

 

①温かくて優しい人

 これが一番最初に浮かんだくらい最近の私の中でのHOTワード。ちぎさんについてあまり知らない人(言ってる私もそうなんだけど)に「早霧さんってどんな人?」って聞かれたら「すっごく優しい人!」って全然トップスター様としての魅力が伝わらない回答をしてしまいそうなくらい印象が強い。いつからそう思うようになったのか明確には覚えてないけど、トップ就任とお披露目公演をするにあたってのインタビュー(それこそナウオンとか)を見聞きして段々その印象が強くなっていったんだと思う。

 

 一番はやっぱり相手役のゆうみちゃんに対してかなぁ。ちぎみゆを見てるといろんなことを考える。そしてどんな視点から見ても萌える。(ちぎみゆ尊い)今はどこの組にも同じ条件が当てはまるけど、10近くあるコンビの学年差をどう埋めるのか(もしくは埋めないのか)っていうのは各組それぞれで、それが組の雰囲気にも大きく影響していくと思うんだけど、その辺りちぎみゆは、ちぎさんがゆうみちゃんを包み込むように優しく接して優しく手を引いて、ハッキリとは学年差があることを感じさせないイメージ。(ただこれはゆうみちゃんの“丁重に扱いたくなるオーラ”が強く関係してる(笑))

 ご本人がよく言う「相手のことを尊重して…」っていうのも本当にその通り。ゆうみちゃんの言葉や考えてることを一つ一つきちんと受け取ってその上で優しくリードしてくれる感じがする。(ぶっきら棒に一刀両断するときもあるけど(笑))早霧せいな=熱血のイメージがどうしても先行しちゃうからゆうみちゃんに対してもそうなんじゃないかって先入観があるんだけど、実際はそんなことなくて(いつもそうじゃないとは言い切れない)お姉さんにもなるし対等になるように目線を下げる瞬間もあるように思う。なんだろう。母性なのかな?ちぎさんを見てると時々凄く母性を感じるときがある。まぁ女性なんだから何もおかしいことじゃないんだけど(笑)

 

 呼び方が「ゆうみちゃん」なのもちぎさんらしいなと思っていて、9つも学年が上で舞台経験も人生経験も豊富なわけだから「ゆうみ」って呼び捨てでも変じゃないのに(彩風さんとか呼び捨てで呼んでるし)ずっと「ゆうみちゃん」って呼ぶ。これに関してはもうちぎさんの人柄な気がしてる。もともと持ってる人としての温かさ(not情熱)が表れてるんだと思う。某国民的アイドルの名言である「優しい人はそこらじゅうにいますが、あなたの優しさには温かさがあります」が当てはまる人。

 ファンシーガイでのちぎみゆメロンデュエダンを見ていると、ゆうみちゃんが男役のちぎさんに寄り添うのは娘役として当然のことなんだけど、加えてちぎさんもゆうみちゃんに寄り添ってるようにも見えてくるし、「大丈夫?ついてこれる?」って確認してるようにも思えてくる。タカスぺで花乃ちゃんとペアで踊ったときもよく顔を見て踊っていたし、二人が同じ景色を見て歩んでいくためにはそういう歩み寄りっていうのかな?リードする力だけじゃない思いやりの気持ちが必要だと考えてらっしゃるのかもしれない。そんなことを思う。

 

 

②とんでもなく熱い人

 やっぱり「早霧せいな=熱血」のイメージは揺るぎない。あんなにも美しく涼やかな見た目に反して、内側には修造と猪木を秘めてる…ってそんなタカラジェンヌ(しかもトップスター様)なんて異色すぎる(笑)言動に熱が入ってくると基本面白いんだけど、中でも一番面白いのが修造と猪木が出てくるとあの美しいお顔が歪むのよね。まさかの顔芸。なんたる贅沢…!あの綺麗なお顔を手に入れたらゲスいことたくさんしてやろうって日々妄想してるような私には贅沢の極みよそんなの。怒りさえ覚えるわ(笑)

  だけどハートが熱い人はとても好感が持てる。根っこの強さって大事。トップ様自らが起爆剤となって組を引っ張っていく、そういう時代の作り方をしてくれそうな予感がしてとても楽しみ。熱さと温かさを上手く使い分けるトップ様。組子はトップの背中を見て育つっていうから、トップ様の情熱に感化されて組全体に大きなエネルギーが生まれればいなと新規ながらに思う。

 

 そういえばちぎさんは学生時代にバレーボールをやっていた(しかもセンター)らしく、あの“早霧ジャンプ”が生まれた理由はここにあるんじゃないかって、それを知ったときは一人で大興奮した(笑)あの凄まじい跳躍力と瞬発力、そして段違いの情熱はスポーツで培ったものだとしたらますます好感が持てる。「特技は球技全般」とか言えちゃうのも納得の活発なスポーツ少女だったんだろうなぁ。

  去年のタカスぺで各組のトップさんと一緒に踊る場面を見て、ちぎさんだけ明らかに違ってたのが印象的だった。気高いトップ様なんだからもっと優雅で余裕を醸し出すように踊っていいものなのに、ちぎさんだけはダンスのキレがまるでフレジュで、しかも隣がかなめ様やレオン様だから余計にそれが際立ってて。(みりおさんとのコンビはセクバかな?♡ってレベルで萌えた)でもさすがなのが、その溢れ出る気迫や熱をきちんと体でコントロールしてるところ。体への乗せ方がとても上手で私は歌やダンスに熱がある人が好きだから見ていてますます好きになったんだけど、他と比較すると熱がありすぎるダンスはトップ像としても珍しいタイプなのかもしれない。

 

 

③ユニークすぎる人

 熱さに根源は似ているかもしれないけどローテンションでも言えることだから敢えて項目として挙げた。ちぎさんの発想は時として常識を逸脱してる。え、思考回路どうなってんの?って思うくらいぶっ飛んでる。そこ拾う?wwちょ、言葉のチョイスwwww何www今のwwwwwといった感じで、一つの番組や記事で恐ろしく草が生える。もともとはクレバーな人んだろうけど、何かのタイミングでスイッチが入ったときに神がかったように暴走してくださる(笑)運動会もその現象が起きたからああなったと思ってる…(そうであってほしいという願いも込めて)

 

 ルパンでは毎公演アドリブを入れて場を盛り上げていてその熱心さには感心する。だけどその入れてくるネタが若干古くて世代が出てるっていう愛しさ(笑)私はゆうみちゃん世代ど真ん中だから、ゆうみちゃんもこういう思いでこのアドリブを聞いてるんだろうか…って勝手に憂いながら毎日流れてくるレポをふぁぼっていたよ。(特にジュゼッペのところ)感性が独特で共感しづらいから、そういうところまで理解しようとしたらさぞ大変だろうな…。

 舞台のご挨拶でも恐らくご本人は至って真剣。だけど溢れる感情を全身を使ってお客様に伝えようとするもんだから、ああやって体が前後に動いて懐かしの戦場カメラマンみたいな感じになっちゃうし、喋ってるときに突然停止したりしてしまう。内面の熱さが先行して噛んでしまうってもう本末転倒で演者としてどうなのっていう(笑)ご本人はわざと笑わせようとしてるわけじゃないけど、結果的にお客さんが喜んでくれるならいいや~くらいには思ってそうで、そこの客席のスタンスと舞台上のトップ様との感覚の違いもさすが早霧せいな様といったところ(笑)

 

 「早霧せいな=中学生男子」のイメージもなかなか根強い。中学生のちぎ太くん。しかも厨2で表されるような拗らせ系じゃなく、古き良き時代のいたずら好きの腕白少年のイメージだから凄い。仮にも宝塚のトップスター様に対して使う表現じゃない(笑)それなのに似合ってしまい、更にそれが適確だと思わせてしまう謎の説得力。(もしかして桂さん以上の少年性の持ち主…?)世間一般の人がイメージするような宝塚のトップスター像からはかけ離れた個性。これもユニークな人の所以。

 

 

④実は冷静に現実を見てる人

 熱血漢で言動が面白くて…って何かお笑い担当みたいなポジションに落ち着くかと思いきや、一転して凛とした立ち振る舞いと綺麗な言葉でお話する一面もある。所謂世間一般の人がイメージするタカラジェンヌ像の人。雑誌のインタビューでご自身の経験から“取材の大切さ”について語っていたのがとても印象に残っていて、どの層に向けて発信するかをきちんと考えてそれに合わせて話す内容や表現をしているような印象を受ける。一般層には宝塚自体に興味を持ってもらうようにコアなことよりも、もっと分かりやすくてどちらかというと表面的なことを魅力的に膨らませてる感じ。

 

 舞台上では割りとそのときの気持ちに従順に動いてる(ように見える)けど、それ以外では実は凄く冷静に物事を見て考えてる人なんじゃないかって思ってる。話の最中に独特の間が生まれるのもふさわしい言葉を選んでるからだろうし。取材のこともそうだけど、何が求められてるかをきちんと把握してる。(それが適確に表現されてるかは別として(笑))自身の長所短所も含めて全体を俯瞰で見ることができる人。そういう面での頼もしさは集団を率いる長として心強い。

 あとその取材で引っかかったのが「普通の職場を私は知りませんが」という発言。読んでいて夢の世界での話をしているかと思ったら急に現実の話になったっていう感覚だった。宝塚はあの独自の世界観が完璧に構築されてるから忘れがちだけど、表舞台の男役を離れたら等身大の働く女性に戻るわけで、そういう等身大の視点でも物事を見ていろいろと思いを巡らせることも当然ある。そんなことを改めて考えさせられた。(これはちぎさんに限ったことじゃないかもしれないけど)

 

 

⑤飾りすぎない正直な人

 ちぎさんの長い歴史のうちのほんの少ししか私は見ていないし知らないけど、その中ではいつも自然体でいるイメージ。(これに関しては結構な上級生でしかもトップにまでなったからっていう理由がとても大きい)遠い存在のはずなのに、出てくる言葉や人への接し方には親近感を覚える。思わず「ちぎちゃん」って呼びたくなる愛らしさ。憎めない。むしろ憎ましい要素が何一つない。

 宝塚の人ってそれぞれがタカラジェンヌブランドを背負ってるところがあるからイメージはかなり重要だと思うんだけど、その辺ちぎさんはイレギュラーなタイプの人(笑)(もっと気を遣った方がいいのでは…?と心配することも度々ある(笑))もっと上手く立ち回れる技量があるはずなのになぜかできない。やらないというよりできないタイプ。こういうところはきっとこの先も変わらないんだろうなとなんとなくだけど思ってる。

 

 最近一番熱かったのはナウオンでオペラ座の場面の説明をともみんさんに丸投げしたこと。あんなあからさまな仕事放棄ある?(笑)しかもお披露目公演真っ最中なトップ様が(笑)でもあれが同期に甘えてるようにしか見えなくてとても愛しくなった。ちぎさん自身は人見知りな性格らしいから、きっと無意識のうちに張っているバリアみたいなものの内側にいる人には極限まで気を許すんだろうな、っていうのを垣間見た瞬間だった。そんなトップ様の貴重な一面を引き出してくれるともみんさんがもうすぐいなくなってしまうのは本当に残念…。でもともみんさんが卒業したら今度はだいもんさんと新しい関係性が築かれていくのかと思うと楽しみで仕方ない。

 

 

 

ほらやっぱり最後の着地点おかしくなった(笑)内容重複しすぎだし(笑)そしてこれが限界。きゃびぃ様のような文才が欲しいわ…。まぁそんなことを言っても仕方ないから、まずは本を読むこと、歌劇を熟読することから始めます。

雪組 ファンシー・ガイ! 1/24

宝塚大劇場  開演:11:00、15:00

 

初見で撃沈したこともあって3週間の予習復習を経て再び挑んだわけだけど、ナウオンやお茶会等々でショーの見方についていろいろお話してくださったおかげで結構楽しめるようになってきた。やっぱり一場面一場面が唐突で説明がなさすぎるのよ。唐突に始まって唐突に終わる。一貫性があればまだ想像力も働くけど、急にガラッと変わったトーンのシーンが始まるから「えっ?!今見たやつもまだ処理できてないのにもう変わっちゃうの?!」っていうパニックが多々起きる。(というか基本そういうスタンス)まぁ私の理解力とヅカレベルが低いからなんだけどね。もっと修行します。って結局批判しか出てこないけどでも本当に今回は楽しめた!

 

まずプロローグ。今でもまだあの衣装に賛否両論あるみたいだけど、変わらず私は好き。目立つもん(笑)それにあれくらい攻めてる方が今の雪組の勢いが感じられていいと思うけどなぁ。早霧さんについて言えば、真っ赤なジャケットに真っ赤なソフト帽に真っ赤な口紅っていう赤の3点だけでもかっこいいのに、加えてソフト帽が本当によくお似合いでねぇ。斜めにかぶったときに片側からしか見えない切れ長で眼光鋭い目とシュッとした輪郭と…ってもう本当に美しい!彫刻のような造形美!!あと美しいっていえばコーラスに煽られて「New Star!」から登場するところも好き。あのポーズ、特に指先が大好きで、あの登場シーンのお写真が出たら絶対買うし絶対待ち受けにするわ。(舞台誌さん宜しく!)

それはそうとプロローグの曲名って「Super Bad」っていうのね。(山下かよ!っていう率直な感想)確かにキザでヤンチャな歌詞だな~とは思ったけどそこまでの違和感もなく、これもなかなか攻めてる歌詞でかっこいいと思って聴いてた。基本的に好きなお方には従順だから「お前の過去はいらない!お前の今が欲しいだけ!」とか力強くカッコつけながら歌われたらみゆちゃんじゃなくとも「はい!!!!」って全力でお返事しちゃうでしょうよ。

そこから主題歌のFancy Guy!に繋がっていくのかな?(もう記憶が曖昧)前回観終わったあとは主題歌のキャッチ―さが今一つ…とか思ってたんだけど、今となってはファンファンファンファンファンシーガーイ♪が脳内でエンリピされるくらいにまで染まった(笑)「ファンシーゾーン」ってワードには毎回ギクリとするけども(笑)、「ソウルフルでワンダフルでジョイフルなヤツに~」のところで必ずテンションが上がる。ここ歌ってたの夢乃さんかな?聞いてる側の気持ちを煽るような歌い方で、よっしゃ行くぞ!って力が入る。

そうしてるうちに早霧さんのジャケットが黒に変わってちぎみゆの大人なデュエットダンス。まだ序盤だからそこまで濃厚じゃないんだけど当のお二人がどっぷりとムードにハマって踊るもんだから見てるこっちはあらららら~?だよ。周りの組子の皆さんが帽子で扇いでるのは二人を見て熱いからだっていう裏話を聞いてトップコンビの立ち位置とは…(笑)ってなったんだけど、むしろあれがないと濃くなりすぎちゃうから効果的なのかもしれない。最後にみゆちゃんを抱きしめて爽やかなドヤ顔を客席に見せてくださるんだけど心の中で「俺のゆうみ…♡(ドヤァ)」ってアテレコしてる。

シュッシュポッポ(早霧さん談)の場面もこれからみんなで足並みを揃えて進んでいくっていう様子を連想させるからあれはあれで楽しい。それにみゆちゃんが一生懸命腕を伸ばして早霧さんの肩に触れようとするけどいかんせん動いてるから肩から離れてしまって指をちょこちょこと動かして必死な姿が可愛すぎる。健気の塊。

 

続いて第2章は急にCM撮影が始まる(笑)コーラスの女の子たちがまぁ~可愛い♡あんりちゃんはもうすっかり見つけられるようになったんだけど、今回は加えてほのりちゃんと白峰ゆりちゃんも見つけられるようになったぁ♡女の子たちの顔を一人ずつ双眼鏡で見てるとき(変態みたい)たまたま一人の子がウインク飛ばしてる瞬間に遭遇してヒィ…!ってなった…超絶可愛かった…。立ち位置的に妃華ゆきのちゃんだと思うんだけどどうかなぁ。エルビス(のソックリさん)メドレーは男役さんたちの歌唱力にハラハラしたのが本音。でもこれは全編通してなんだけど「なんか歌上手い人きた…!」と思ったら8割が彩風さんだったっていう。とっても頼もしくて未来は明るいけど現在をもっと頑張ってもらわないと。

 

客席降りもあって明るく楽しい第2章から一変して、第3章はピンクのファーとピンクライトに包まれた望海さんが妖艶に登場でこれまたヒィィィ…!案件。怪しすぎる望海さんは危険な香りしかしない。歌で世界を創り出す望海さん凄すぎる…。改めて凄い方が雪組にいらしたのね…ってそんなことを考えてるうちに舞台上ではベルリンのキャバレーが表れて、将校の早霧さんがだらっとイスにもたれて座ってらっしゃるんだけど、その姿がなんとまぁ色っぽいこと…!一瞬だから位置を把握していないと見逃してしまうんだけど、帽子をかぶってる姿がとても素敵で、何かいけないものを見てるんじゃないかってくらい危ない色気がダダ漏れ。そのビジュアルだけでも凄まじい殺傷能力で結構ダメージ喰らってるのに、それから同じく将校の夢乃さんと踊りだしてはわわわわ/////案件。もう女と踊ってよ…っていう思いもありつつ、ちぎともの体格差に不覚にもときめいてしまった頃に女役な彩風さんが登場で早霧さんはまたイスにだらりと腰かけるんだけど、いよいよキャパオーバーでパニック(笑)その後彩風さんと踊るけど気が気じゃない(笑)

それであぁ…やっと終わった…ってホッとしたのも束の間、急にタンゴが始まる。…え????????????脳内はてなマークだらけだけど早霧さんがキレッキレのタンゴを披露するもんだからとにかく双眼鏡ロックオンしてた。繋がりは謎だけど早霧さんがかっこいいからもう何でもいいやー(大の字)っていう境地に至る。

 

第4章、最初はシナトラメドレー。謎なタンゴからMC奏乃さんのご説明が入って場面の切り替えを把握。(いつもこれくらい分かりやすくしてくれたらいいのにな…)ここもエルビス同様ちぎともだい以下の男役さんたちが歌い継いでいって勢いのある華やかな場面が続くんだけど早霧さんが登場したら何やらまた重たい雰囲気に。これ初見は全く理解できなかったんだけど、どうやら早霧さん自身がシナトラで、過去に付き合った女の幻想を見せる天使と悪魔に翻弄されるっていうストーリーらしい。…ていうかそれ最初から言ってよ!分かりづらいわ!むしろ知らなかったわ!っていう。でもそれを踏まえて見れば結構楽しめる。理解はできないけど。

翻弄される悩めるダンスは早霧さんお上手だよね。苦悩を表現するのが群を抜いてお上手。(まぁ上手って言っていいのか分からないけど)お顔が彫刻みたいにハッキリくっきりしてるから絶望を表現しやすいのかも。それにしても望海さんが天使って慣れない(笑)でも最新最愛の彼女みゆちゃんを悪魔な夢乃さんから救うためにみゆちゃんの手をとって走って捌けていくのがツボだった。今回は絡みが全然なかったけど、これからはこの二人にもドラマが作られていくんだなって思うと次の大劇場公演がますます楽しみになる♡

そこから雪組の歌姫、舞咲さんが力強い歌声で場面替わりを知らせてくれる。やっと!明るく!楽しい!場面が!!ザッツライフは手放しに楽しめるから好き。早霧さんも言っていたように“青春”って感じがする。鮮やかなピンクの衣装で若さとパワーがこれでもかってくらい放出されていて、場が温まったところで中央からちぎともだいがシルバー・青・水色の衣装で走って登場。盛り上がらないわけがない!見てるこっちも笑顔になるようなパワフルな群舞最高。一度踊りきったところで早霧さんが捌けて夢乃さんの掛け声でもう一度踊り直すところもさらに興奮を煽る。ずっとザッツライフでいいよってくらい楽しい(笑)

 

そして第5章は待ってましたオペラ座。黒とシルバーの大人っぽいドレスを着たみゆちゃんが素敵♡みゆちゃんってこういうショーの一場面でも年齢化けるのね。どこまでも芸達者な娘役さん。設定としては不倫らしいけど、ちょっと春の雪を彷彿とさせるシチュエーションで勝手にテンション上がった。軽快さはない濃厚なデュエットダンスで、こういうダンスもできるんだっていう振り幅の大きさを見た感じ。早霧さんが大人(結構な上級生)だから今後のことを考えるとこういうじっとりした雰囲気が出せた方が演目のバリエーションが増えて充実しそう。みゆちゃんはそれに対応できる娘役さんだね。本当に素敵なコンビだ…♡で、みゆちゃんにフラれて絶望した早霧さんの影として男役さんたちがダダダっと出てきて鬼気迫るような揃った群舞を披露するんだけど、このときの振り付けで足を揃えて踏み込んでタンッって鳴らすところが好き。それから今度は真っ赤な鬘と真っ赤な衣装を着た娘役さんたちが早霧さんを囲んで炎に包まれる…っていう展開。(記憶が雑)セットの壁にもメラメラ燃えてる炎が映し出されるもんだから、もうここの燃えてる演出がSHOCKの一幕の最後にしか見えなくて(笑)大真面目なんだけど私は笑いが止まらないよ(笑)

 

終盤の第6章は夢乃さん望海さんのTime to say goodbyeから始まる。それぞれ青と紫のグラデーションの入った白基調とした衣装で銀橋で歌うんだけど、最初で最後なデュエットに思わず熱いものがこみ上げる。お二人の力強い歌声が響き渡ってとても心地いい。そこから雪娘さんたちによるロケット。お姉さんから下級生までみんな出てるんだけど、どこを見ても可愛くて眼福♡でももっと娘役さんの見せ場が欲しいよね。

そしていよいよ大階段。神聖な雰囲気が漂う煌びやかな大階段の中段中央に一人立っている黒燕尾を纏ったトップスターさんのあまりの神々しさに思わず息を呑んだ。あれ照明の効果が凄い。神話の一場面かと思った。とにかく舞台から放たれてる輝きが半端じゃない。でも直視できないくらい眩しいんだけど中央に立っている早霧さんに引き込まれていく感覚だった。次にその早霧さんに向かって真っ直ぐ階段を降りてくる夢乃さん。トップスターにまで登りつめた同期を真後ろに立ってしっかりと支えてるようにも見えて思わず胸が熱くなる。そして下手寄りから階段を降りてきて早霧さん夢乃さんがいる中央へと向かう望海さんは花組で真っ直ぐ育ってきてこのタイミングで雪組にやってきた、っていうことを表現しているようだった。一つ一つの動きにドラマを感じさせる振り付けはとても感動的。

お三人でひとしきり踊ったあとに男役さんたちが出てきての群舞。黒燕尾での群舞は各組個性が出ると言うけれど、雪組は堅実なダンスをするなぁという印象を持った。0番に立って組子を率いて踊る早霧さんはあんな華奢な体にも関わらず気迫とキレとオーラがさすがの一言。早霧さんを見ているとなぜか死の気配を意識してしまうんだけど(理由は自分でもよく分からない)、ここでも残り僅かな生命力を奮い立たせて精一杯輝いてるようなドラマティックな物語を勝手に作り出してた。(これから時代を創っていく新トップさんに対してあるまじき行為)それはそれとして、早霧さんらしいパキッとしたダンスに感化されて物凄いエネルギーを舞台上から放出する男役さんたちはとてもかっこよかった。頼もしい下級生もたくさんいるし、今後の雪組がますます楽しみになる、そんな黒燕尾だった。

続いて淡い黄緑色とオシャレなゴールドがアクセントのドレスに身を包んだ我らがみゆ姫の登場♡大階段に腰かけて足を組んでスタンバイするみゆちゃんはシルエットだけで可愛くて、ちょっと小生意気なところが可愛さを更に倍増させる♡そのあと望海さんによる美しい愛の讃歌に合わせてメインどころの男役さんたちと一人ずつ踊るんだけど、そのみゆちゃんが本当に蝶々みたいな可憐さ。夢乃さんにリフトしてもらうのもなんだか熱い。(親友の嫁と最後のダンス、的なやつ)

全員と踊ったあと、最後に夢乃さんがみゆちゃんを舞台の前方に連れていってその間にみゆちゃんと同じ色の衣装を着た早霧さんがせり上がりで登場。(しかもバックショットで(笑))思わず「本命キター!」って興奮するやつ(笑)そして大本命のちぎみゆデュエットダンス♡目隠しをしながら左右にゆらゆら揺れるちぎみゆの可愛さたるや…!若葉マークの色(早霧さん談)のごとくフレッシュさあふれるキラキラした世界観にうっとりする♡目隠しのあとはみゆちゃんが勢いよく抱きついて離れてからお互いにかしこまって挨拶をするんだけど、そのとき心の中で「よろしくね(優)」「はいっ!♡」っていうアテレコをしてる。律儀でピュアなちぎみゆを象徴しててここのシーン本当大好き♡それから終始キラキラした二人の世界の中で息の合ったダンスを披露して銀橋へ。それぞれ勢いよく走って中央で再会したあと、早霧さんが一人踊ってそれを傍らでしっかりと見守ってるみゆちゃんっていう図が幸せの絶頂で、もうちぎみゆへの愛しさが爆発寸前。最後は目線は客席な早霧さんが出した手にみゆちゃんが手を重ねると、その手を真っ直ぐと前を見つめたままの早霧さんがギュッと力強く握って(愛を確認して♡)みゆちゃんを自分のところへ引き寄せて勢いよくフィニッシュ。あまりにも清々しく爽やかな終わり方で「はぁ~~~~~~ちぎみゆ好きだ~~~~~~~!!!!!」って叫びたくなる満足感と多幸感でいっぱい。こんな素敵なデュエットダンスを授けてくださった安寿ミラ様に感謝しかない。(そして“感謝”でしか表せない自分の語彙力の無さを嘆くターン)

 

黒燕尾からのちぎみゆデュエダンでピークを迎えたけどまだ大事なパレードが残ってるんだよね…ド新規はいちいち大興奮してるから疲れる…。しかしそんな疲労も吹き飛ばす夢乃さんのエトワール。夢乃さんはいつも太陽みたいな人っていう印象だから今回も一番星というよりも太陽みたいに明るく温かく舞台を照らしてくれる。そんなパレードの序盤はおとめで勉強した知識を確認する時間にしてるんだけどこういう見方をしてていいのかな?(笑)みゆちゃんの真っ白な羽根とドレスが天使みたいで可愛い♡(もうみゆちゃんに対しては可愛いしか言ってない)そして一番最後、誰よりも大きな羽根、それも真っ白な羽根を背負った新トップ様が満を持して降臨。それはそれは美しいお姿で、大階段の中央でライトが当たった瞬間は未来に希望しか抱かせない幸せな瞬間。大劇場のお披露目ってこんなにも幸せな時間なんだなっていうのをド新規ながらに実感する。パレードに合わせて歌う主題歌はOPとはまた違った印象で、思わず一緒に歌いだしたくなるような高揚感。パレードって無条件にテンションを上げてくれるのね。夢の世界を締めくくるには最高の終わり方だよ。

 

プログラムを見ながら思い出ししてたら私にしてはなかなかボリューミーになった。東宝ではまた印象が変わるかなぁ。ちょっと理解不能で濃い分、もっと知りたい!もっと観たい!って中毒性があるのかも。初心者には決して良心的ではないけど頑張って喰らいついて楽しみます(笑)

雪組 ルパン三世 ー王妃の首飾りを追え!- 1/24

宝塚大劇場  開演:11:00、15:00

 

 

ということで今月二度目のムラ遠征してきた♡3週間のブランクはあったけど前回観てツボだったところとか連日のレポで気になっていたところを時間が経ってもう一度確認できて凄く楽しめた。なにより前回観たものより更にパワーアップしていてその違いが一番面白かったかな。天下の宝塚でも公演を重ねるごとに成長していく余地があるんだっていう発見と演者の皆さんのポテンシャルの高さに感激した。

 

ルパンさんは今回もとーってもかっこよかった♡セリフも展開も分かってるからもっと余裕をもって観た方がいいんだろうけど毎回新鮮にあの活躍劇に大興奮してる(笑)ルパンってあの喋り方だし何考えてるか分からないくらいなかなか心の内を表面に出したりしないんだけど、宝塚のルパン(早霧さんのルパン)は時に情熱的で時に穏やかで優しくて…っていうとても人間味がある温かい人物像な気がする。(早霧さん自身がそういう方な印象だから余計に役とリンクする)自分は泥棒で犯罪を犯してるのにも関わらず、マリーちゃんが罪を犯していないのに処刑されてしまう理不尽さに納得がいかず助けようとする正義の心も持ってるし。でももう一度言うけどルパン自身は犯罪者だからね(笑)けどそのギャップが粋だな~って思う。 

ルパンの温かさが感じられる場面は前回も感激したパリデートでマリーちゃんの風刺劇を本人が見てしまってそれを気遣う表情(それまでのイチャイチャぶりから一転しての表情)とか、その後王宮の寝室でマリーちゃんをベッドに寝かせてからマリアの涙を盗んで立ち去るまでの表情。どちらもセリフは無いんだけど(後者は歌に続くけど)逆にそれが宝塚ならではの男性像を強調しつつもキザになりすぎないルパン像を保っていて最高にかっこいい。もうね、このときの表情が胸がきゅーっとなるくらい切ないのよ。そもそも生きてる時代が違うからルパンたちは現代に戻れればいいわけでマリーちゃんの最期なんて無関係なはずなのに、それでも助けようと思う心理って憐れみが主だったりするのかなって思うんだけど(あとは女好きっていう理由(笑))、それがあの表情から伝わるのがさすが早霧さんだなと。早霧さんのお芝居って見た目の涼やかさに反して内面が凄く熱くてそれが全身から滲み出てしまうところが魅力の一つにあると思っていて、でもそれがルパンではどちらかというと開放的だからあまり内に秘めるっていう表現はしないんだけど、要所要所でピンポイントにその一面を垣間見れてあっ、早霧さん…♡ってなる(笑)

ルパンが粋な男だと思ったのはカリオストロさんに8年後に飛ばしてもらう前の銭形との場面。ル「無知や愚かなのと犯罪を犯すのとは違うだろ?」銭「そりゃそうだ!バカだからって逮捕していたら刑務所がいっぱいになっちまう!」ル「それだけ分かってれば大丈夫だ!」(ニュアンス)っていうやり取り。マリーちゃんの「私、何も知らなくて愚かだったかもしれないけど、罪は犯してないわ!」っていう開き直りともとれてしまう本音を知ってるルパンだからこその無茶苦茶な計画で、マリーちゃん(※史実のマリー・アントワネットではなくあくまでも作品中のマリーちゃん)の最期がおかしいと意図的ではないけど改めて強調して訴えてるから劇中でのヒーローとしての存在感が一層強まるシーンかなぁと思う。本当は凄く男前で優しいのにそれをおどけてストレートに表現しないのはあの役ならではで、宝塚の作品にしてはそれはそれで新鮮かな。

 

次にマリーちゃん。マリーちゃんは今回一番印象的だった。驚きも感動も笑いも全部みゆちゃんのマリーちゃんから貰った気がする。前回観たときはまだ二日目でどこまでやっていいのか探り探りだったように思うんだけど、今回はまぁ~随分と大胆になってて気持ちが良かった(笑)特に酔っ払いの演技が前回の比じゃないくらいぐでんぐでんで可愛さMAXだった…なんだよあの王妃様…。貴族たちの前での王妃としての振る舞いとのギャップが凄くて、常にルパンの前では好奇心旺盛で純粋な少女みたいで 飾り気がなくて、あんな姿を目の当たりにしたらそりゃあ助けたくもなるよなって。あと早霧さん曰く、この作品はマリーちゃんやカリオストロ伯爵(ジュゼッペたん)に感情移入して観るのが正解らしくてそれを聞いて安心した。実際観ていてもフランス王妃の気持ちなんて分かりっこないのに自然とマリーちゃんの気持ちになってルパンを見ていることが多くて、これが宝塚における娘役の役割か…!ってハッとした。凄いよみゆちゃん…。マリーちゃんが背負ってるものや求めてるもの、今まで見てきたことや経験してきたことがお芝居から滲み出るように伝わってきて、何て言うか、奥行きがあるお芝居だなぁとしみじみと感じた。これが月組育ちってことなんだろうか。

凄いといえばアドリブの返しもお見事!早霧さんの突拍子もないアドリブを上手く自分のセリフに織り交ぜて観客の笑いを誘うっていう流れが素晴らしくて感動したよ。みゆちゃんって早霧さんの言動にはわわわ…!////ってしてるイメージしかなかったんだけど(失礼)今回の切り返しを見てとても頼もしい娘役さんだなって再認識した。単純に繰り出されたアクションやアクセントを取り入れるパターンもあれば、今回私が見たような、そのワード自体を笑いのポイントとして拾って高笑いの間に入れるパターンとか、特にアドリブを取り入れず普段よりも大袈裟に高笑いをして返すっていうパターンもあった。ちなみに後者のやつは早霧さんが、今回はアクションを入れないな、というのを感じ取ってセリフを続けたことが素晴らしいコンビネーションで大興奮だった。アドリブは早霧さんがその日の客席の様子を察して判断してるっていうのは聞いていたけど、それがコンビ間でもしっかり構築されていることに感動した。どこまで事前に打ち合わせてるのかは分からないけど、あれだけ機転が利く様子を見ていると、みゆちゃんならどんな変化球を投げても必ず打ち返してくれる安心感があるよなぁって。早霧さんが自由にのびのびお芝居できるのもみゆちゃんのおかげなのかもしれないなぁ…くらいまで思った。とても素敵なコンビ♡

 

主演二人の印象が強過ぎたからあとはサラッと…

 

まず銭形警部。相変わらず大きな声と長い足を存分に活用してそれはそれは輝いてた。圧巻。圧巻すぎて一方的に銭形劇場を見せられてる感覚になる(笑)一つ一つの場面でのインパクトが強すぎてそこまで多くないはずなのに胸やけするくらい濃いものが残るもん(笑)銭形の私的名場面はタイムスリップしてから一人ルパンの名前を呼ぶ場面ね。あの心細さと哀愁が何とも言えない面白さ。面白いって言っていいのかアレだけど(笑)夢乃ワールドにもっていくパワフルさと抜かりないお芝居はさすがの一言。

 

カリオストロさん、もうジュゼッペたんでいいか。ジュゼッペたんは日に日に可愛くなるよね(笑)あの風貌なのに不憫な思いばっかりで可哀想だけど本当可愛い(笑)それでいてセラフィーナちゃんにはツンデレ全開で、ちょっと萌えキャラの要素が詰まりすぎてて愛しいよ。花組の望海さんはSキャラだと思っていたのに雪組に来たら早霧さんや月城さんにまでやられてくぅ~!><ってなってるっていう背景も含めて愛しい。

 

不二子ちゃん。不二子ちゃんはピンポイントになっちゃうけど、終盤のアクションシーンでピストルを構える後ろ姿が大好き。ちょっとお尻を突き出して女性らしいラインを維持しつつバシッと銃を向ける凛々しさたるや…!ふ、ふじこちゃん…!!って、その場面はルパンさんもいるのに思わず不二子ちゃんに見惚れちゃう♡稽古場レポートでともみんさんが言っていたように常にあっはん♡うっふん♡してるせしる姐さんハマリ役すぎる。

 

五ェ門さん。五エ門さんは基本的にセリフが少ないから双眼鏡で表情を確認しなきゃ分からないことが多いんだけど、それでも目を瞑って独自の世界に入ってることが多いから本当大変(笑)でもキュンとしたのがジャンヌとレトーに連れられてロアン枢機卿を騙しに行く場面。上手く誘いに乗せてガッツポーズするジャンヌとレトーに少し遅れて不思議そうな表情でさりげなくガッツポーズをしてその後!捌ける直前に「ふふふ♡」って微笑むの!急に感情出てきた!って毎回そこでやられる(笑)

 

次元さん。次元さんで一番感激したのは、これも最後のアクションシーンになっちゃうんだけど、不二子が敵に捕らえられて連れていかれていく反対側でマリーちゃん一家が敵の兵隊たちに襲われそうになってる場面。この場面、最初私は双眼鏡でルパンさんロックオンしてたから周りで何が起きてるのか分からなくて(ジャニの現場でよくあるやつ)何をそんなにキョロキョロして迷ってるんだろうって不思議に思ってたんだけど、あれってどっちの女を助けるかで迷ってたのね。それで結果的には不二子を選ぶんだけど、その理由が、次元が「こっちはいいからお前はあっちへ行け!」って手で合図してるんだよね。声には出してないから本当サイレントのお芝居でそのやり取りがあって、このときに“ルパンの相棒”っていうことを強く感じた。

 

ちょっと話それるけど、私アヴァンチュリエが大好きで、中でも次元と五エ門が歌っているときのルパンが、お互いのことをよく分かってる仲間たち(次元と五エ門)が甘い誘惑でジュゼッペたんを落としにかかってるのを「いいぞいいぞ…♡」ってニヒヒ顔で聞いてるっていう。目立った見所ではないんだけどね。結局主役で一番目立つのはルパンだからそこまでチームとしての描かれ方はされてない印象なんだけど、このときの表情を見てたらやっぱりこの3人はチームで絶対的な仲間なんだなって感じられる。

  

他にも見所やツボはたくさんあったけど、特に印象に残ったところを書いたつもりだけどまだ抜けてるところが多々ある気がする。本当いろん要素が詰まってて目が足りないし記憶力も追いつかないよ…!次は東宝の二日目で、あと1ヶ月もお預けだなんて絶対ルパンロスになるなぁ…(泣)

皆さん大劇場千穐楽までケガなく頑張ってください♡早霧さん大好きです♡(突然の告白)

雪組 ファンシー・ガイ! 1/2

宝塚大劇場  開演11:00、15:00

 

 

公演前からいろんなメディアで「プロローグは男役娘役みんなパンツにハットで」とか「男役と娘役が火花を散らすことでお互いを引き立て合う」とか語っていたから対比厨としては物凄く楽しみにしてたんだけど、結論から言うと“期待しすぎた”っていう感想。ショーを生で観るのはまだ2回目で、初観劇っていうのもあって前回の月組のクリタカが凄く印象に残っていて楽しかったからその落差にまず戸惑った。事前に語ってた構想と内容が全然結びつかなかった。初心者には難しかった。

クリタカはショーだけどお芝居じみていたから一つ一つの場面が個性的で統一感がなくてもすんなり世界に入っていけたけど、ファンシーガイに関しては全てが唐突で、いきなり始まるのはいいとしても終わりが「え、終わり?!」ってどこが盛り上がりなのか、何が見せ場だったのか、どんな心情を一番に伝えたかったのか等々が場面から汲み取れないまま終わってしまってモヤモヤが残った。これは私の理解力の低さが問題だけど。だから全体を通して世界観を楽しむというよりは、個人の歌やダンス、衣装や照明や演出という外見的なものしか楽しめなかった。でも軽薄なものでは絶対にないから、きっと何回か観て深みを味わっていくものなのかなと。とりあえず次の観劇までにいろんな意見に触れて頭も柔軟にしておこうと思う。

 

あと今回は早霧・夢乃・望海のトライアングルに重きを置かれた内容になっていたのも特徴的。この3人がフロントにいるのは今回が最初で最後だから、3人の絡みをふんだんに入れて何かを残そうとしてるように思った。割合で言ったらちょっとくどいくらい(笑)もちろんちぎともの同期故の言葉にはできない熱いものもあるんだけど、現二番手のともみんさんから時期二番手のだいもんさんへの引き継ぎも強く感じられる内容だった。黒燕尾とかは特に。

序盤一人で大階段を降りてくる早霧さんは、いよいよトップになってこれから歴史を創っていく、という崇高なオーラがとても眩しくてこちらもグッと身構えて見守っている感覚だった。と同時に、あんなに広い大階段の空間に一人、っていう心細さみたいなものが感じられた。そんななかで次に一人で降りてくるのが早霧さんと同期で今回で退団してしまうともみんさん。お二人の歴史は恥ずかしながら勉強不足でほとんど知らないんだけど、トップ就任以降のインタビューなどを見ていると早霧さんにとってともみんさんがどれほど大きな存在であったかが分かるし、音楽学校からの付き合いの良き理解者がいなくなってしまう不安みたいなものもあるのかなって。だからともみんさんが早霧さんに向かって降りてくるとさっき感じた心細さが一瞬で消えた。不思議なのが、中央で一人でいるときも十分輝いているのに、続いてともみんさんやだいもんさんが降りてきてお二人を従えると早霧さんの輝きが増して見えるんだよね。あれって見てる側がそれぞれの関係性を思い浮かべながら意識して見てるからっていうのが要因として大きいだろうけど、そういう見方を楽しめるようになればもっと世界が広がるんだろうなぁ。

 

そういう背景もあってちぎみゆコンビの見せ場、特にゆうみちゃんの見せ場が少ないのがちょっと…。プロローグとパレード以外歌わないんだよね。あんなに綺麗な歌声を持ってるのに。それがもどかしくて悲しくて。そこが一番ガッカリだった。でもその分最後のデュエットダンスでのゆうみちゃんがとても楽しそうで、観ていてとても幸せな気分になる。それまでのモヤモヤもパッと消えて救われる。女神様みたい。曲も軽やかなアレンジをされた愛の賛歌だったのも凄く効果的な気がする。衣装も可愛いし、本当あのデュエットダンス大好き♡あれを生で観るだけでも遠征する価値がある。(少なくとも私は)

 

観劇から1週間経ってしまって記憶が曖昧だからこれが限界…。次はもっと詳しく書けるように頑張る!