読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ainobeat

主に記録用

雪組 ファンシー・ガイ! 1/24

宝塚大劇場  開演:11:00、15:00

 

初見で撃沈したこともあって3週間の予習復習を経て再び挑んだわけだけど、ナウオンやお茶会等々でショーの見方についていろいろお話してくださったおかげで結構楽しめるようになってきた。やっぱり一場面一場面が唐突で説明がなさすぎるのよ。唐突に始まって唐突に終わる。一貫性があればまだ想像力も働くけど、急にガラッと変わったトーンのシーンが始まるから「えっ?!今見たやつもまだ処理できてないのにもう変わっちゃうの?!」っていうパニックが多々起きる。(というか基本そういうスタンス)まぁ私の理解力とヅカレベルが低いからなんだけどね。もっと修行します。って結局批判しか出てこないけどでも本当に今回は楽しめた!

 

まずプロローグ。今でもまだあの衣装に賛否両論あるみたいだけど、変わらず私は好き。目立つもん(笑)それにあれくらい攻めてる方が今の雪組の勢いが感じられていいと思うけどなぁ。早霧さんについて言えば、真っ赤なジャケットに真っ赤なソフト帽に真っ赤な口紅っていう赤の3点だけでもかっこいいのに、加えてソフト帽が本当によくお似合いでねぇ。斜めにかぶったときに片側からしか見えない切れ長で眼光鋭い目とシュッとした輪郭と…ってもう本当に美しい!彫刻のような造形美!!あと美しいっていえばコーラスに煽られて「New Star!」から登場するところも好き。あのポーズ、特に指先が大好きで、あの登場シーンのお写真が出たら絶対買うし絶対待ち受けにするわ。(舞台誌さん宜しく!)

それはそうとプロローグの曲名って「Super Bad」っていうのね。(山下かよ!っていう率直な感想)確かにキザでヤンチャな歌詞だな~とは思ったけどそこまでの違和感もなく、これもなかなか攻めてる歌詞でかっこいいと思って聴いてた。基本的に好きなお方には従順だから「お前の過去はいらない!お前の今が欲しいだけ!」とか力強くカッコつけながら歌われたらみゆちゃんじゃなくとも「はい!!!!」って全力でお返事しちゃうでしょうよ。

そこから主題歌のFancy Guy!に繋がっていくのかな?(もう記憶が曖昧)前回観終わったあとは主題歌のキャッチ―さが今一つ…とか思ってたんだけど、今となってはファンファンファンファンファンシーガーイ♪が脳内でエンリピされるくらいにまで染まった(笑)「ファンシーゾーン」ってワードには毎回ギクリとするけども(笑)、「ソウルフルでワンダフルでジョイフルなヤツに~」のところで必ずテンションが上がる。ここ歌ってたの夢乃さんかな?聞いてる側の気持ちを煽るような歌い方で、よっしゃ行くぞ!って力が入る。

そうしてるうちに早霧さんのジャケットが黒に変わってちぎみゆの大人なデュエットダンス。まだ序盤だからそこまで濃厚じゃないんだけど当のお二人がどっぷりとムードにハマって踊るもんだから見てるこっちはあらららら~?だよ。周りの組子の皆さんが帽子で扇いでるのは二人を見て熱いからだっていう裏話を聞いてトップコンビの立ち位置とは…(笑)ってなったんだけど、むしろあれがないと濃くなりすぎちゃうから効果的なのかもしれない。最後にみゆちゃんを抱きしめて爽やかなドヤ顔を客席に見せてくださるんだけど心の中で「俺のゆうみ…♡(ドヤァ)」ってアテレコしてる。

シュッシュポッポ(早霧さん談)の場面もこれからみんなで足並みを揃えて進んでいくっていう様子を連想させるからあれはあれで楽しい。それにみゆちゃんが一生懸命腕を伸ばして早霧さんの肩に触れようとするけどいかんせん動いてるから肩から離れてしまって指をちょこちょこと動かして必死な姿が可愛すぎる。健気の塊。

 

続いて第2章は急にCM撮影が始まる(笑)コーラスの女の子たちがまぁ~可愛い♡あんりちゃんはもうすっかり見つけられるようになったんだけど、今回は加えてほのりちゃんと白峰ゆりちゃんも見つけられるようになったぁ♡女の子たちの顔を一人ずつ双眼鏡で見てるとき(変態みたい)たまたま一人の子がウインク飛ばしてる瞬間に遭遇してヒィ…!ってなった…超絶可愛かった…。立ち位置的に妃華ゆきのちゃんだと思うんだけどどうかなぁ。エルビス(のソックリさん)メドレーは男役さんたちの歌唱力にハラハラしたのが本音。でもこれは全編通してなんだけど「なんか歌上手い人きた…!」と思ったら8割が彩風さんだったっていう。とっても頼もしくて未来は明るいけど現在をもっと頑張ってもらわないと。

 

客席降りもあって明るく楽しい第2章から一変して、第3章はピンクのファーとピンクライトに包まれた望海さんが妖艶に登場でこれまたヒィィィ…!案件。怪しすぎる望海さんは危険な香りしかしない。歌で世界を創り出す望海さん凄すぎる…。改めて凄い方が雪組にいらしたのね…ってそんなことを考えてるうちに舞台上ではベルリンのキャバレーが表れて、将校の早霧さんがだらっとイスにもたれて座ってらっしゃるんだけど、その姿がなんとまぁ色っぽいこと…!一瞬だから位置を把握していないと見逃してしまうんだけど、帽子をかぶってる姿がとても素敵で、何かいけないものを見てるんじゃないかってくらい危ない色気がダダ漏れ。そのビジュアルだけでも凄まじい殺傷能力で結構ダメージ喰らってるのに、それから同じく将校の夢乃さんと踊りだしてはわわわわ/////案件。もう女と踊ってよ…っていう思いもありつつ、ちぎともの体格差に不覚にもときめいてしまった頃に女役な彩風さんが登場で早霧さんはまたイスにだらりと腰かけるんだけど、いよいよキャパオーバーでパニック(笑)その後彩風さんと踊るけど気が気じゃない(笑)

それであぁ…やっと終わった…ってホッとしたのも束の間、急にタンゴが始まる。…え????????????脳内はてなマークだらけだけど早霧さんがキレッキレのタンゴを披露するもんだからとにかく双眼鏡ロックオンしてた。繋がりは謎だけど早霧さんがかっこいいからもう何でもいいやー(大の字)っていう境地に至る。

 

第4章、最初はシナトラメドレー。謎なタンゴからMC奏乃さんのご説明が入って場面の切り替えを把握。(いつもこれくらい分かりやすくしてくれたらいいのにな…)ここもエルビス同様ちぎともだい以下の男役さんたちが歌い継いでいって勢いのある華やかな場面が続くんだけど早霧さんが登場したら何やらまた重たい雰囲気に。これ初見は全く理解できなかったんだけど、どうやら早霧さん自身がシナトラで、過去に付き合った女の幻想を見せる天使と悪魔に翻弄されるっていうストーリーらしい。…ていうかそれ最初から言ってよ!分かりづらいわ!むしろ知らなかったわ!っていう。でもそれを踏まえて見れば結構楽しめる。理解はできないけど。

翻弄される悩めるダンスは早霧さんお上手だよね。苦悩を表現するのが群を抜いてお上手。(まぁ上手って言っていいのか分からないけど)お顔が彫刻みたいにハッキリくっきりしてるから絶望を表現しやすいのかも。それにしても望海さんが天使って慣れない(笑)でも最新最愛の彼女みゆちゃんを悪魔な夢乃さんから救うためにみゆちゃんの手をとって走って捌けていくのがツボだった。今回は絡みが全然なかったけど、これからはこの二人にもドラマが作られていくんだなって思うと次の大劇場公演がますます楽しみになる♡

そこから雪組の歌姫、舞咲さんが力強い歌声で場面替わりを知らせてくれる。やっと!明るく!楽しい!場面が!!ザッツライフは手放しに楽しめるから好き。早霧さんも言っていたように“青春”って感じがする。鮮やかなピンクの衣装で若さとパワーがこれでもかってくらい放出されていて、場が温まったところで中央からちぎともだいがシルバー・青・水色の衣装で走って登場。盛り上がらないわけがない!見てるこっちも笑顔になるようなパワフルな群舞最高。一度踊りきったところで早霧さんが捌けて夢乃さんの掛け声でもう一度踊り直すところもさらに興奮を煽る。ずっとザッツライフでいいよってくらい楽しい(笑)

 

そして第5章は待ってましたオペラ座。黒とシルバーの大人っぽいドレスを着たみゆちゃんが素敵♡みゆちゃんってこういうショーの一場面でも年齢化けるのね。どこまでも芸達者な娘役さん。設定としては不倫らしいけど、ちょっと春の雪を彷彿とさせるシチュエーションで勝手にテンション上がった。軽快さはない濃厚なデュエットダンスで、こういうダンスもできるんだっていう振り幅の大きさを見た感じ。早霧さんが大人(結構な上級生)だから今後のことを考えるとこういうじっとりした雰囲気が出せた方が演目のバリエーションが増えて充実しそう。みゆちゃんはそれに対応できる娘役さんだね。本当に素敵なコンビだ…♡で、みゆちゃんにフラれて絶望した早霧さんの影として男役さんたちがダダダっと出てきて鬼気迫るような揃った群舞を披露するんだけど、このときの振り付けで足を揃えて踏み込んでタンッって鳴らすところが好き。それから今度は真っ赤な鬘と真っ赤な衣装を着た娘役さんたちが早霧さんを囲んで炎に包まれる…っていう展開。(記憶が雑)セットの壁にもメラメラ燃えてる炎が映し出されるもんだから、もうここの燃えてる演出がSHOCKの一幕の最後にしか見えなくて(笑)大真面目なんだけど私は笑いが止まらないよ(笑)

 

終盤の第6章は夢乃さん望海さんのTime to say goodbyeから始まる。それぞれ青と紫のグラデーションの入った白基調とした衣装で銀橋で歌うんだけど、最初で最後なデュエットに思わず熱いものがこみ上げる。お二人の力強い歌声が響き渡ってとても心地いい。そこから雪娘さんたちによるロケット。お姉さんから下級生までみんな出てるんだけど、どこを見ても可愛くて眼福♡でももっと娘役さんの見せ場が欲しいよね。

そしていよいよ大階段。神聖な雰囲気が漂う煌びやかな大階段の中段中央に一人立っている黒燕尾を纏ったトップスターさんのあまりの神々しさに思わず息を呑んだ。あれ照明の効果が凄い。神話の一場面かと思った。とにかく舞台から放たれてる輝きが半端じゃない。でも直視できないくらい眩しいんだけど中央に立っている早霧さんに引き込まれていく感覚だった。次にその早霧さんに向かって真っ直ぐ階段を降りてくる夢乃さん。トップスターにまで登りつめた同期を真後ろに立ってしっかりと支えてるようにも見えて思わず胸が熱くなる。そして下手寄りから階段を降りてきて早霧さん夢乃さんがいる中央へと向かう望海さんは花組で真っ直ぐ育ってきてこのタイミングで雪組にやってきた、っていうことを表現しているようだった。一つ一つの動きにドラマを感じさせる振り付けはとても感動的。

お三人でひとしきり踊ったあとに男役さんたちが出てきての群舞。黒燕尾での群舞は各組個性が出ると言うけれど、雪組は堅実なダンスをするなぁという印象を持った。0番に立って組子を率いて踊る早霧さんはあんな華奢な体にも関わらず気迫とキレとオーラがさすがの一言。早霧さんを見ているとなぜか死の気配を意識してしまうんだけど(理由は自分でもよく分からない)、ここでも残り僅かな生命力を奮い立たせて精一杯輝いてるようなドラマティックな物語を勝手に作り出してた。(これから時代を創っていく新トップさんに対してあるまじき行為)それはそれとして、早霧さんらしいパキッとしたダンスに感化されて物凄いエネルギーを舞台上から放出する男役さんたちはとてもかっこよかった。頼もしい下級生もたくさんいるし、今後の雪組がますます楽しみになる、そんな黒燕尾だった。

続いて淡い黄緑色とオシャレなゴールドがアクセントのドレスに身を包んだ我らがみゆ姫の登場♡大階段に腰かけて足を組んでスタンバイするみゆちゃんはシルエットだけで可愛くて、ちょっと小生意気なところが可愛さを更に倍増させる♡そのあと望海さんによる美しい愛の讃歌に合わせてメインどころの男役さんたちと一人ずつ踊るんだけど、そのみゆちゃんが本当に蝶々みたいな可憐さ。夢乃さんにリフトしてもらうのもなんだか熱い。(親友の嫁と最後のダンス、的なやつ)

全員と踊ったあと、最後に夢乃さんがみゆちゃんを舞台の前方に連れていってその間にみゆちゃんと同じ色の衣装を着た早霧さんがせり上がりで登場。(しかもバックショットで(笑))思わず「本命キター!」って興奮するやつ(笑)そして大本命のちぎみゆデュエットダンス♡目隠しをしながら左右にゆらゆら揺れるちぎみゆの可愛さたるや…!若葉マークの色(早霧さん談)のごとくフレッシュさあふれるキラキラした世界観にうっとりする♡目隠しのあとはみゆちゃんが勢いよく抱きついて離れてからお互いにかしこまって挨拶をするんだけど、そのとき心の中で「よろしくね(優)」「はいっ!♡」っていうアテレコをしてる。律儀でピュアなちぎみゆを象徴しててここのシーン本当大好き♡それから終始キラキラした二人の世界の中で息の合ったダンスを披露して銀橋へ。それぞれ勢いよく走って中央で再会したあと、早霧さんが一人踊ってそれを傍らでしっかりと見守ってるみゆちゃんっていう図が幸せの絶頂で、もうちぎみゆへの愛しさが爆発寸前。最後は目線は客席な早霧さんが出した手にみゆちゃんが手を重ねると、その手を真っ直ぐと前を見つめたままの早霧さんがギュッと力強く握って(愛を確認して♡)みゆちゃんを自分のところへ引き寄せて勢いよくフィニッシュ。あまりにも清々しく爽やかな終わり方で「はぁ~~~~~~ちぎみゆ好きだ~~~~~~~!!!!!」って叫びたくなる満足感と多幸感でいっぱい。こんな素敵なデュエットダンスを授けてくださった安寿ミラ様に感謝しかない。(そして“感謝”でしか表せない自分の語彙力の無さを嘆くターン)

 

黒燕尾からのちぎみゆデュエダンでピークを迎えたけどまだ大事なパレードが残ってるんだよね…ド新規はいちいち大興奮してるから疲れる…。しかしそんな疲労も吹き飛ばす夢乃さんのエトワール。夢乃さんはいつも太陽みたいな人っていう印象だから今回も一番星というよりも太陽みたいに明るく温かく舞台を照らしてくれる。そんなパレードの序盤はおとめで勉強した知識を確認する時間にしてるんだけどこういう見方をしてていいのかな?(笑)みゆちゃんの真っ白な羽根とドレスが天使みたいで可愛い♡(もうみゆちゃんに対しては可愛いしか言ってない)そして一番最後、誰よりも大きな羽根、それも真っ白な羽根を背負った新トップ様が満を持して降臨。それはそれは美しいお姿で、大階段の中央でライトが当たった瞬間は未来に希望しか抱かせない幸せな瞬間。大劇場のお披露目ってこんなにも幸せな時間なんだなっていうのをド新規ながらに実感する。パレードに合わせて歌う主題歌はOPとはまた違った印象で、思わず一緒に歌いだしたくなるような高揚感。パレードって無条件にテンションを上げてくれるのね。夢の世界を締めくくるには最高の終わり方だよ。

 

プログラムを見ながら思い出ししてたら私にしてはなかなかボリューミーになった。東宝ではまた印象が変わるかなぁ。ちょっと理解不能で濃い分、もっと知りたい!もっと観たい!って中毒性があるのかも。初心者には決して良心的ではないけど頑張って喰らいついて楽しみます(笑)