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主に記録用

宝塚流ジャパニーズエンターテイメント・雪組るろうに剣心

 演目発表時から話題だった今公演、私は2日目と3日目に観劇してきた。全ツが終わった頃からじわじわ高まっていて、でもまだるろ剣をやるっていう実感がイマイチ湧かなかったんだけど、稽古場映像見たらメインキャストのキャラクターの作り込み方が尋常じゃなくて、前日なんかはもう楽しみすぎて吐きそうだった(笑)

 

 で、初見の率直な感想は「何かよく分かんないけど雪組凄い!!」だった。

 

 世間的には今話題の2.5次元ミュージカルにジャンル分けされてるという印象があって、でもヅカファン目線というか単純に早霧ファンの目線だと今までと同じ感覚でいるつもりで。だからいろんなところからそれぞれの意見が出るのが怖かったんだけど、いざ自分が実際に観てみたら「これは一体何なんだろう」ってモヤモヤしたものが残った。でも確実に楽しくて満足感を得られていたからとにかく不思議な感覚だった。観ながら「これは宝塚なのかネルケなのかジャニーズなのか…」って考えが終始頭の中をぐるぐるしてて(御庭番衆の場面とかドリボかと思った(笑))、小池先生の一本物は外部のオーシャンズ11しか生で見たことない初心者でも「あ~これとかオーシャンズっぽい!」と思ったところが多々あったという点では宝塚なのかな?って感じ。

 エピソードの抜粋や演出は原作の内容と今の組の内情とのバランスを考えて忠実に再現することは不可能だろうから、それらの課題がある中では力技でもよくまとめた方で大健闘だと思う。でもちょいちょい“絶対に笑ってはいけないるろうに剣心”で(悪即斬ソングとか咲妃薫ちゃんの銀橋ソロの映像とか)、分厚い雪ファンフィルターを通しても耐えきれないところはあったのが正直なところ(笑)それすらも楽しめればどうってことないんだけど、できるなら演出変更をお願いしたい…。(小声)

 

 それぞれの役については「凄い」としか言いようがないくらいの再現度で、改めて雪組のお芝居への追求心に感動した。漫画のキャラクターを演じることに長けているのは早霧さんだけじゃなかった。そして全体的に作品への敬愛を感じられたのも雪組さんらしいなって。

 早霧さんの剣心さんは殺陣の美しさはもちろんのこと、お芝居自体がいつもどおり“生きている人”として存在してたことに感激。あの「おろ?」も浮きすぎず自然だったし、ジャンプ漫画の主人公らしい純粋さに加えて大人の包容力みたいなものがあった。あの剣心が心情を歌う、というところに若干の戸惑いはあるんだけど(笑)、それも柔軟な表現力でなんとか成立させていたと思う。常々思うんだけど、早霧さんってちょっとやそっとの違和感だったらねじ伏せてしまう不思議なオーラというかパワーみたいなものを放っていて、最終的にはストンと消化できてしまうお芝居の正確さが魅力的。今回もそれが十分に発揮されてたと思う。殺気立った抜刀斎もお茶目で優しい剣心も凄い説得力だった。いつ観に行ってもあのクオリティの剣心が存在しているなら「剣心に会いに行きたい!」って思う層がいても納得。

  

 あと大興奮だったのがフィナーレ。日本物の一本物ってことでフィナーレはどうなるのか不安と期待でいっぱいだったけど、これまた上手くまとめてきたと思う。まずは小池作品恒例の2番手さんの銀橋ソロ。望海さんの超絶上手いお歌で一気にタカラヅカの世界へ引き戻してくれた感覚だった。

 そして群舞。幕が開いたら早霧さんが大階段のど真ん中に腰かけてスタンバイしてる…?!かかか、かっこいい…!!そこに平和を願う穏やかな剣心の面影は全くなく、ひたすらサディスティックな早霧せいなさんだった。今までのショーを見ていて、早霧さんは娘役より男役に囲まれて踊る方が魅力が増すと思っていたけど、今回娘役さんたち(いろんな意味で強い上級生雪娘)と踊ってるのを見て新たな魅力発見で、せしる姐さんとのデュエットダンスも素敵だったな。美の暴力でしかなかったけど。衣装も所々に和のテイストを入れていて綺麗だった。

 お待ちかねのデュエットダンスは、群舞から髪型を変えてきてまさかの前髪ありスタイルなんとも現代的なお姿に思わずファッ?!?!って全身の毛穴が開いた(笑)衣装はシックな黒でアダルト路線。振り付けもアダルトながら「そう!それ!」っていうポイントをしっかりと押さえていて、まぁ言ってしまえば今回もキスシーンがあるってことなんだけど(笑)お芝居がピュアだったぶん、コンビ間の情熱的な一面はここで堪能できる。しかも早霧さんが迫る→みゆちゃんが笑顔で払う→みゆちゃんからキスをするという流れで、これをあのお花畑の住人ちぎみゆにさせた振付の先生凄いなって。歴代のちぎみゆデュエットダンスから考えたら時間の経過と共にどんどんみゆちゃんが優位になっていってて、それがコンビの成長にも感じられて毎回楽しみなんだよね。このデュエットダンスで新規ファン掴めそう(笑)

 パレードの衣装は賛否両論あるみたいだけど私は大好き!!ちょっとジャニーズっぽさもあるのか、凄くかっこいいと思う。もちろんみゆちゃんの衣装も好き♡シャンシャンはそこまで突飛ではなく一安心ってところかな(笑)

 今回はヅカファン以外のお客さんも多いだろうから、少しでも興味を持ってもらえるようにTHEタカラヅカを見せるだけではなくて、その繋ぎとして現代的な要素も入れてるのかなって印象だった。ガチガチに固めてこないあたりはきちんと演目の特性を理解して狙ってる顧客層もハッキリしていて潔いと思う。これで雪組に興味を持ってもらえれば、これからチケットを手配して年内にもう一度雪組の大劇場公演を見れる機会があるのがありがたい。安易に漫画原作に手を出してるわけではないことが分かっただけでも嬉しいし、それを早霧体制の雪組が任されたことの重要性と今回の公演に賭けるものの大きさを実感して「頑張れ雪組!」って思う。

 

 まだ自分の中でも消化しきれてない部分があるのが本音だけど、1回目よりも2回目の方が気楽観れて格段に楽しめたから、チケット難で大変だけど出来るなら2回以上観てほしい!2回目は見える世界が全然違うから!私も早くもう一度剣心さんに会いたいです♡♡♡

トリデンテLIVE TOUR2015 ~ラ・エスメラルダ~

タイトルはいつも仲良くしていただいてるフォロワーさんから勝手に拝借しました。(これが会話の中で普通に出てくる彼女天才)(そして勝手に拝借してごめんなさい)

 

というわけで、

雪組さん全国ツアー公演お疲れ様でしたー♡

 

 予習ゼロで入った梅田では「これ複数回入るのキツいかな…」って思ってたけど、初めての会場で顔馴染みの雪担に会って観劇するっていういつもとは違う体験がとにかく楽しくて、ツアー遠征の醍醐味を味わいながら過ごしてたらあっという間に千穐楽が来たって感じ。お芝居とショーのテンションの落差に関しては星逢で切り替えの術を身につけてたみたいで特に問題はなかった。(こうやって少しずつヅカファンスキルが上がっていく…)

 

 コルドバは何度か見ていると「これってどういうこと…?」って感じる場面がちょこちょこ出てきて、でもそれについて考えるほど私の頭はよくできてないから結局流してしまってる部分が多かったかもしれない。単純に「この人のここがいい!」とか「ここの場面が好き!」とかっていう見方しかできなかった気がするなぁ。ヅカファンになって1年経ったけど基本スタンスがDon't Think Feelなのは変わらず。こんな感性が幼くて学も乏しい私でも楽しめるんだからタカラヅカって凄いよね!(???)

 エリオさんな早霧さんはとにかく真っ直ぐでひたすら情熱的な人だった。闘牛への熱量が高くて、まるで部活のキャプテンみたいだった(笑)あと前から好きな作品って言ってただけあって、全体的に作品への敬愛が込められてるのがなんだか新鮮だった。本人は型に嵌まるタイプの男役さんではないのに意外と好みがオールド系で、その辺りのギャップは見てても不思議な感覚。

 柴田先生の作品は『星影の人』に続いて2作目。共通して感じたのはセリフの「なるほどそう来るか!」っていう言葉のチョイスと、プロローグや劇中のパフォーマンス部分(こういうの何て言うのか分からない…)の美しさ。セリフだったら例えば、物語の中で最も重要なあの場面で救いようのない絶望の中にいるエリオが言う「もしエバに俺と同じ嘆きを味あわせたら…」っていうセリフ。ここで出てくる“嘆き”ってワードに初見はハッとした。悲しみでも苦しみでも絶望でもなく“嘆き”なんだっていう。こういうちょっとした言葉選びが絶妙で味わい深いのが魅力的。全ツキャストは上級生で固めたぶん、お芝居の見応えは十分にあったんじゃないかなぁ。新規取り込みの本気を見たって感じ(笑)

 

 さて、次はラの話をするよ。タイトル見ても分かるとおり、今回はラについて思うことがたくさんある。まず言いたいのはジャニコンすぎる。

 大劇場時は勝手にあの場面を銀橋トリデンテショー”って呼んでたんだけど、全ツでは急に「いやぁ~…やってきました!○○~!」って始まったかと思えば、カタコトな方言でのご当地トークに発展して、最終的に振り付け指導が始まるっていう。思わず「あれ?これコンサートMC…?」ってなった。早霧さんも早霧さんで、客席に振りをやらせながらいい感じに盛り上げてその勢いのまま「オッケェェェ!トリッデンッテェェェェェェ!」って持っていくもんだから、早霧さんのことを半分ジャニーズだと思ってる私には謎の興奮と感動がこみ上げてきた。もちろんこの場面以外も客席降りとかがあったから普通に客席から\キャー!!/って声が聞こえてきて面白かった(笑)歌詞も振り付けも覚えてしまうくらい見慣れたショーだけど、全ツ仕様で所々変わってたり個々のファンサが多くなってたりで毎回新鮮に全力で楽しませてもらった♡

 千穐楽はまさにコンサートツアーのオーラスって感じで大盛り上がり。終演後の通常の挨拶を入れて3回のカテコがあったんだけど、それでも鳴りやまないスタオベ(終演のアナウンスが流れてるなかの)に応えて急きょ早霧さんだけ緞帳前に出てきてくれて4回目のカテコ。そして全国ツアーだからと封印していた\絆!絆!/を最後にようやく解禁してくれた♡またこの流れがドラマティックで、ここでも新規は感激してしまったよ。

 出てきてくれたはいいけどこの場をどうやって締めるかは探り探りな雰囲気で、そうしたらお客さん数名が「絆!」ってアレを所望して(笑)客席全体もおねだりの大拍手で、それに押されてやっと早霧さんが折れてくれたっていう流れだった。客席の拍手に押されて「全国ツアーだけどやっちゃいますか!」って言った早霧さんは、いかにもオーラスのトリプルアンコ終わっても帰らないファンにツアーTで出てきて「最後にもう1曲やっちゃうか!」って言うジャニーズの人だった。またこのときの早霧さんの「仕方ないなぁ…(笑)」っていう感じがたまらなく好きだった。本当こういうところ真面目ですよね…。(まぁ客席のスタオベは明らかなる“絆待ち”だったから、やらないと終われないっていう無言の圧力があったけど(笑))

 

 こんな経験はコンサートでしかできないと思ってたから終演後はなんだかもう胸がいっぱいで、雪組が!早霧さんが!好き!!っていう感情しかなかった。改めて早霧さんのファンになれてよかった、1年前の自分は間違ってなかったなって思えた公演だった。私はこれが年内観劇納めだったけど、最後をこんなにも愛でいっぱいの空間で過ごせて幸せだった♡2016年も全力でついていきますね♡♡

全ツデビュー

 まず、本日無事に歳を一つ重ねました。だからといって何かが変わるわけでも変えるつもりもないので、仲良くしてくださってる方々には今後も宜しくお願いしますとお伝えしたいです。

 

そんなこんなで行ってきました。雪組全国ツアー最初の地、梅田

 

 梅芸は去年のオーシャンズ11ぶりで、そのときはまさか1年後に別の自担のために訪れるなんて思ってもみなかったけど、何が起こるか分からないのが私の性格だからいい加減落ち着きたいところ。まぁそれはさておき、率直な感想としては、とにかく楽しかった!!!!!!!ってこと。これに尽きる。

 

 『哀しみのコルドバ』は恥ずかしながら今回の観劇が初見で、事前には大体の相関図とあらすじしか頭に入れてなかったから曲もセリフも全く知らないまま臨んだ。そしたら今回の公演にあたって早霧さんが常々言っていた“衝撃”というものを真っ新な状態で見ることができて得をした半面、受けた印象も強烈で、初見の幕間は座席から動けなかった。

 シナリオやセリフはもちろんだけど、特に曲が素敵で、「あ、今、宝塚を見てる」っていう満足感があった。歌唱が弱いと言われているけど、かなりフィルターがかかった贔屓耳だから普通に歌に感動したし、望海さんとみゆちゃんの強力サポートのおかげでドラマティックに感じたりもした。あと星逢で涙腺がバカになってるからちょっとしたことですぐグッときてしまうんだけど、今回はあんりちゃんの“ひまわりの歌”できた。技術については賛否両論あるんだろうけど、そういうのがよく分からない新規にはアンフェリータの心の揺らぎと健気さにあんりちゃんのお歌が合ってると思った。

 早霧さんのエリオはちゃんと体温を感じられる人だった。熱というより温かみ。劇中のセリフでもよく「マタドールだから」って言われるけどマタドールに馴染みがないからイマイチぴんとこない。でもマタドール云々の前に根本的な人間の部分できちんと情があるのを感じれたし、お芝居の部分で上辺だけにならない心情の説得力があったから気づいたら作品のスペインの世界に入りこんで見てた。役に共感するかの話じゃなくて、舞台上で存在している役を、見ている側がそこに生きている人として感じれるかの話。その辺りは雪組は上手いなぁと思ってる。あと終盤のエリオの絶望のお芝居は圧巻で、ちょっと引くくらいのドス黒い空気が漂ってて鳥肌もの。真実を告げられれば告げられるほど狂っていくのがお見事。底抜けに明るい役も似合うけど、こうやって闇に落ちていく役も見ててつらいけど好き。

 考えてみれば早霧さんのお芝居でのラブシーンを生で見るのは今回が初めてで、贔屓のラブシーンって見ててこんなにドキドキするんだ?!ってまた一つ勉強になった(笑)これも上手い下手はよく分からないけど、みゆちゃんに優しい早霧さんを久し振りに見れてちぎみゆファンは大満足♡かと思いきや、そんなに強く行かなくても…!ってくらいガバッと抱きしめたりしてありがたい限り。でも正直もう少しアダルティになるのも想定してたからまだ行けそうな気もするけど、二人のキャラ的にはあれくらいの純粋な感じの方が合ってるのかな?この辺りは回数を重ねるごとに雰囲気も変わっていきそう。

 贔屓政権の雪組は漫画が原作の話題作と星影・コルドバみたいな所謂クラシックな作品を交互にやってくれるからファンをやっていて全く飽きない。どんどん好きになる。全国ツアーで公演数が少ないのが勿体ないくらいとっても熱いお芝居をしてるから、もっとたくさんの人に観てほしいなぁ。

 

続いて『La Esmeralda』について。

 

 これはもう全ツを見越して作られたんじゃないかってくらいハマってた。大劇場の頃から見てるからそろそろ食傷気味かな…とか思ってたんだけど、実際見たら全然そんなことなかった。でも今回は2階席と3階席から見てたから、全ツの醍醐味である客席降りの様子が見えなくて残念。とっても盛り上がってたみたいだから1回はその熱を体感したいなぁ…♡

 トリデンテショー前に急に始まるコンサートMC風の振り付け指導が最高にツボ。方言のアドリブも、真面目な3人だから事前に打ち合わせしてるんだろうけど方言の習得は各々でって感じだからみんなが一生懸命で可愛かった(笑)梅田では振り付けやってる人は全然いなかったなぁ。私もチキンだから望海担さんと一緒に入ったときしかできなかった…。アレすっごくやりたいから次の広島では様子見でやりたい!(結局チキン)

 全体的な場面の変更は無かったけど人数が減った関係でいろいろと変わってて、それを確認しながら下級生を見ていくのが楽しい。個人的には博多座のときからずっと気になってる妃華ゆきのちゃんがたくさん活躍してて嬉しい。特にジョセフィンベーカーさんは釘付け!もうとにかく可愛い♡ゆきえちゃんのジョセフィンはとにかく強くて、「これ、あんりちゃん(アンちゃん)絶対勝てないだろう…」って思って見てたし最初からそういう設定だと思ってた。でもそれがゆきのちゃんのジョセフィンになったらガラッと雰囲気が変わってて、まず喜怒哀楽の感情の起伏が全面に表れてるからホープさんを挟んでそれはそれはキュートでプリティなバトルが繰り広げられてる。ひたすら天国。あとはロケットのゆきのちゃんもとーっても可愛い♡アクセントごとにウインク飛ばしてるから、もし見つけられたらロックオンで見てみてほしい…!(不特定多数に向かって)

 そんな感じで早霧さんが出てないときは気になる組子を追ったりカッコいい娘役さん探しをしてる。お芝居だと役を通しての姿しか見れないから、こうやってショーで個性を見れるのはありがたい。しかし全ツでもペンラ振りたいし一緒に踊りたくてしょうがない。立ち上がって見たらさぞ楽しいんでしょうな…(危険)早霧さんのことは半分ジャニーズだと思って見てるから、許されるなら完全ジャニオタ装備でキャーキャー言いたいっていう夢がある。まぁ絶対に無理なんだけどさ。

 

次の観劇は来週の広島で、その次は最終地の神奈川だからあっという間。そしたらタカスぺがあって年越してるろ剣期間突入か…。悩みは尽きないけど、大好きでいっぱいだから黙ってついていきます♡

 

そんな感じの全ツ梅芸でした。(雑)

最近のあれこれ

気づいたら11月になってた…。

 

 星逢の感想書かなきゃと思ってはいたけど東京公演始まったら実際そんな暇なくて、もはや感想とかもよく分からなくなってきて、どうしよう~!ってやってたら最終的に放棄してしまった。でも、いいお芝居でした!(雑) 

 星逢が終わって1か月経って、気づけば全ツ初日が来週末っていう状況なんだけど、この1ヶ月どう過ごしてたんだろうってくらいあっという間だった。夏からの星逢期間はとにかく贔屓のことで頭がいっぱいで、いろんなことができてなかったからそれを無理矢理やったって感じなのかなぁ。大学の友達と遊んだり高校の友達の結婚式行ったりして、これが普通の20代前半の社会人女性の生活か!ってちょっとルンルンしたりもした(笑)この感覚はオタクやってる人にしか分からないんでしょうな(笑)

 

 近況といえば、まさにここ数日で急にテゴマスブームが起きてる。今は贔屓に夢中でJr.担らしいことすら全然できてないし、時間的にも金銭的にもこれ以上労力を費やす余裕は全くないんだけど、ふとしたときに楽しかった頃のこととかを思い出したりすると「戻りたいなぁ~」って思っちゃう。とは言ってもこのブームは一過性のもので、梅田に行ったらピタッと止まるのは目に見えてるからそんなに深刻じゃない。熱しやすくて冷めやすいのが私の基本性格です♡

 でも現担のことはちょっと考えないとなぁとは思ってる。他の人はどう思ってるか分からないけど私はジャニオタの“担う”っていう文化にはある種の覚悟がいると思ってて、“○○担”は単純にそのタレントのファンっていう意味だけじゃなくてその人自身の所属先みたいなものを表してるから軽々しく言っちゃいけないと思ってるし、名乗るならそれなりのことをしなきゃいけないみたいな使命感みたいなものも感じてるタイプ。ただ好きなものを追えばいいんだから恐らくこんな深く真剣に考える必要もないんだろうけど、どうせなら諸々スッキリしたうえで楽しみたいっていう一種の拘りみたいなものがあって、それが原因でモヤモヤしてますます楽しみを感じなくなる、っていう負のループに毎回陥ってる。気楽にオタクをやりたいと言い続けて何年経っただろう…(笑)

 そう考えると、今一番オタクやってて楽しい"担いたい人"がジャニーズじゃなくてよかったのかも。もし早霧さんじゃなくてチギタくんだったらもっと重いことになってるはず。…ていうか絶対博多座終わったあたりで担降りしてたから早霧さんでよかったなって。この感じ伝わるかな~?(笑)

 

 そんなこんなでお正月からヅカ活動に精力的だった2015年もあとちょっとで、これから全ツが始まったらあっという間に年末って感じなんだろうなぁ。時の流れの早さを感じて切なくなるわ…。1年を振り返るのはまた今度として、その前にコルドバルダの感想をちゃんとまとめることが今の目標!楽しみだな~♡

 

 あ、お誕生日おめでとうございます。

暑い季節に熱いお芝居と熱いショーを観て

 大劇場2日目には観劇してたけど、これは安易に感想を書いてはいけない…!と思って先延ばしにしていたら、とうとう東京公演直前というところまできてしまった。おかげで何から書けばいいのか分からなくなってしまった(笑)文系のくせに本を読まないから今回みたいな作品を深く理解するのがもう大変でねぇ…。

 博多で星影の人を観劇したときに「ちぎみゆでストプレが見たい」と言っていたのに、いざストプレ色の強い作品が宛てられたら頭が追いつかなくて戸惑ってしまった。ヅカファンには読解力とか想像力も必要だと強く実感した夏だったわ…(遠い目)

 去年の夏は何もなくて不完全燃焼極まりない過ごし方をしてしまったけど、今年は精力的に動いたなぁ。住んでるのは静岡だから東京の方が格段に近いのに活動圏が関西になりつつあってどうしようかと思った(笑)涼しくなった今思い返すと、あんな猛暑日続きのなか、よくムラまで通ったよな自分って…(笑)改めて早霧さんに夢中になってるんだなって自覚したりもした。でも夏を満喫できたから後悔は一切ナシ!(これぞ盲目♡)

 

 私の観劇スタイルは「考えるな!感じろ!」(Don't!Think!Feel!)だからもう感想って感想は書けないんだけど、とにかく今は雪ファンやってるのが凄く楽しい!遡ること10か月前、キャトルで早霧さんに一目惚れした自分GJ!(笑)もしあのときに違う人に興味を持ってたら違う組を好きになって通ってる作品が違ったかもしれないからねぇ…(宝塚にハマるのは前提)

 単純に雪組子に愛着が湧いてるからっていうのもあるけど、それに加えて宛てられる演目がどれもピッタリだから気持ち悪さが無くてすんなり消化できるというか。少なくとも私は求めてるものとのギャップを感じないかな。まぁこれは主演ファンによるところが大きいんだけど。多分早霧さんがチームプレーを好む人だから必然的に周りがあってこその真ん中っていう目で見てしまって、ますます組への愛情が深まるというループに陥ってる気がする。それがまた心地いいんだなぁ♡

 

 

あれ?これ何の話だっけ??

まぁ、あの、とりあえず、

 

早霧さんと雪組が好きです♡

 

 金曜日からいよいよ東京公演が始まるってことで、今年初めのルパンのときよりもヅカファン度が上がった(と自分では思ってる)から気合いを入れて日比谷の民になろうと思います♡ツイッターのフォロワーさんともたくさん交流できたらいいな♡(※極度の人見知り)

 

 ちぎ担ならびに雪ファンの皆様、右も左も分からない新参者ではございますが、どうぞ宜しくお願いします。m(__)m

 

(まずはすぐにお手紙を書けるスキルを身につけなきゃな…)

宝塚版るろ剣についての勝手な考察

 ファンだから普通に待ってただけなのに、次は何を見せてくれるのかワクワクしながら待ってただけなのに…。

 

 発表された演目は偉大で話題性にも富んでいて、早霧ファン、雪組ファン、宝塚ファンの域を越えて様々な界隈をザワつかせることになった。るろうに剣心』宝塚で初のミュージカル化。発表されたときはそんな世間からの注目必至な演目を大好きな雪組が担うことになったのが嬉しかったし、佐藤健くんが体現した役を早霧さんがどう見せてくれるのか単純に楽しみだと思った。でも時間が経つにつれて様々な意見に目を向けると当然のように各界隈で賛否両論あって、身内からも呆れられるような反応も少なからずあったりして、そこでやっと冷静になれた気がした。

 

今回のことでポイントになってるのはこんなところかな?

①有名少年漫画の宝塚ミュージカル化

②小池先生による新作一本物作品

③漫画・日本物作品の多さに対する不満

④実力不足に対する懸念

 

 『星影の人』→『星逢一夜』→『哀しみのコルドバ』ときて、ルパン三世の老若男女が楽しめるような“いい意味で砕けたイメージ”から明らかに路線変更してきていたから、これからはこういうクラシカルな作品を丁寧に演じ上げていく芝居の雪組を極めていくのかなって思ってたんだよね。でもまたルパン三世のような展開が予想される作品に決まった。出版社、テレビ局、映画会社もかな?宝塚歌劇を広めるため、新しい顧客層を開拓するためにはメディアミックス戦略は大いに効果的だと思う。思うけど、これだけ原作ファンが多くて影響力が大きい作品をミュージカルで、しかも異質な世界観を持つ宝塚でやるっていうのはさすがにリスクが高い気がする。それに若い世代なら勢いに煽られて関心を向けるかもしれないけど、そうではないオールドファンにはついていけない世界かもしれない。“原作への敬意をしっかりと盛り込みながらも宝塚らしさを発信していく”という作り方をしないと潰れるし潰される。だけどそれはあらゆる方向に気を使わなければならなくて中の人たちにとっても負担が大きすぎる。私は今でも激細い早霧さんが心配でならないんですよ…。公演の成功よりも心配なのはそこなんですよ…。

 

まだ頭の中が整理できてないけど、一応ひとつずつ思ってることを書いてみる。

 

まず①について。

 

 漫画が原作の宝塚の作品はいくつもあるし、最近は取り上げるコンテンツの幅は広くなってると聞く。だけど少年漫画はかなり珍しいらしい。(というか初めて?)しかも王道のジャンプ作品ときた。ルパン三世も宝塚の男役とはかけ離れた人物像だったけど、あれは舞台を宝塚寄りにしたことで違和感は薄まった戦略勝ちな展開だった。でも今度はどうだろう。原作の物語がしっかりしていて、各キャラクターにファンがいるような状況でタイムスリップはもちろん使えない。(使う気もないだろうけど。)確実にあの時代背景の中で物語を成立させなければならない。つまり二次元をあの舞台上でミュージカルとして具現化しなければならない。それが甘いラブロマンスがあるわけでもない少年漫画というのは宝塚ファンが拒絶反応を起こしても仕方がないと言える。

 しかし宝塚ファンにとっては毛嫌いされそうだけど、そうではない宝塚に触れる機会が全くない男性や漫画ファンやアニメファンには興味を示してもらえる可能性が高い。組ファンが離れるのは悲しいけど、そのために他4組があるという考え方はできないだろうか。好きな組の作品を受け入れられなくても他組の公演があるから宝塚から離れる可能性は恐らく低い。ましてや「宝塚らしくない」と敬遠するくらい“タカラヅカブランド”に惚れこんでいるなら尚更。オールドファンが作った空席は宝塚初観劇の人で埋める。そういう機会という捉え方をしようと思う。

 

次に②について。

 

 これは④にも言えるんだけど、本音を言うと、真ん中が早霧さんの体制で小池ミュージカルが回ってくるとは思ってなかったし回ってこないでほしいと思ってた。弱点が集中的に指摘されるのは目に見えてる(そんな姿は見たくない)し、今年の演目を見ると、小池ミュージカルの力を借りなくても組が盛り上がってるところを示していく雰囲気があってちょっと誇らしかったりもしたから。小池ミュージカル=大作1本物。漫画ファン、アニメファンが食いつくのは原作への関心から。でもそれだけじゃなくて“小池修一郎の新作”という点で目の肥えたミュージカルファンや外部(主に東宝)も強い関心を向ける。本当この演目は注目される要素がこれでもかってくらい詰め込まれてて複雑だよ…。

 そしてこの②に関してはショーがない一本物というのも大きい。単純に早霧さんがショーでも魅力を爆発させる人だからというのもあるけど、それ以外にも一本物のお芝居だと下級生の活躍が見れなかったり、役の人は役の印象のままで終わってしまって、その先にある演じてるその中の人への関心が向きづらいというマイナス要素がある。

 でもこれを思ってるのって宝塚ファンだけな気がする。あまり宝塚を知らない人は「るろ剣を見てくる」という感覚が大半だろうから、原作に強い思い入れがある人にとってはキャラクターと中の人のギャップが大きければそこで世界観を崩してしまうかもしれない。それが良い方へと発展すればいいけど、必ずしもそうではないことも考えられる。だったら潔く物語だけに集中させた方がプラスに働くかもしれない。それに骨太な物語を2本立ての尺でまとめようとしたらそれはそれで中途半端だってブーイングが起きるだろうし。(まぁ何をしてもブーイングは起きてるけど。)『宝塚歌劇』と『るろうに剣心』を天秤にかけて、どちらを優先させるかの判断な気がするんだけどな。それで原作の力を借りてる立場だから後者を優先させるのは当然といえば当然のこと。仕方ないのかもしれない。

 

②がまとまってないけど次の③について。

 

 これは宝塚ファンよりももっと狭い範囲の“組ファン”内で起きてることではないだろうか。私はルパンが雪組初観劇のド新規だから全てが新鮮に感じてるけど、確かに近年の上演作品を調べてみると日本物が目立ち、さらに早霧体制になってからは漫画原作が明らかに多い。これは不満が出ても仕方がない(笑)身長とか見栄えを考慮してそっちが多くなっているんだと思うけど、トップにあった作品選びをしている点は評価に値するとは思う。…ってこれトップのファンしか得しないんだけど(笑)なんかこればっかりはもう笑ってやり過ごしてほしい(笑)後々思い返したときに「早霧時代は漫画原作ばっかりでさ~(笑)」みたいな(笑)その第一歩として“語尾に(笑)をつける”という技を使ってみたけど案外いいかもしれない。

 漫画原作の多さは笑ってやり過ごしてほしいけど日本物の偏りは気になるところ。宝塚は5組あって、それぞれの組の差別化宝塚歌劇全体の盛り上がりを左右するから結構重要だと個人的は思ってる。その点ここ最近の雪組は日本物に特化していて他組との違いは分かりやすい。でも本当にそれでいいのか?その差別化は正解なのか?その時々の組の状態によって合う合わないはある。けど劇団が宝塚の日本物を大事にしていきたいという意向があるなら、他の組でもやらなければ意味がない気がする。雪組的にも、お家芸は要所要所でやるから際立つものだと思う。連続してやって技術が向上しても突然の人事で報われないこともあるかもしれないし。限定的なところで飛びぬけて優れるよりも全体的な底上げの方が長い目で見たら生きてくるはずだから、これだけ偏った状態からどう進むのか今後の振り分けに期待。

 

 …④については察してください(笑)

 

 

 そんな感じで(?)ド新規が生意気にもつらつらと持論を展開してみた。いろいろ不安はあるけど、大好きな早霧さんの主演作が見れるのは嬉しいこと♡楽しみにしてまーす♡なのでチケットくださーい♡♡♡(笑)

怒涛の1週間(主にちぎみゆについて)

ブログの下書きリストを見たら博多遠征後半の感想が残ってたけどもう書けないから消しちゃった。大感激したNEWSのWhiteコンの感想も書きたいんだけどそれどころでもなくなったし。短期間でこんなに爆弾落とされることもそうないだろうから激動のこの1週間について記録を残しておこうかと。まず箇条書きでまとめてみるとこんな感じ。

 

15日(月)

16日(火)→トリデンテトークPart1放送、大劇場3作目演目発表

17日(水)→トリデンテトークPart2放送、GRAPHフラゲ、ドリボ制作会見

18日(木)→トリデンテトークが公式HPにアップ

19日(金)→Special DVD-BOX発売情報解禁、東宝1789メインキャスト発表

20日(土)

21日(日)←今日

 

もう疲れたよね。今週は仕事がゆるめだったから余計にいろんなこと考えちゃってどっと疲れた。(主にメンタル面において…)過去数年の様子だと雪組ってそんなにメディア露出が多くない印象なんだけど、早霧体制になって急に戦略変えてきた感があるね。それでいいと思います!!今の雪組のビジュアルクオリティの高さ(それも素化粧の)はメディアにバンバン出すべきレベル

…にしても何もかもが順風満帆すぎで怖さすら感じてる。とりあえずは考えないようにしてるけど…。

 

 

 まずはトリデンテトークについて書こうかな。(サイトー先生が早霧咲妃望海を「魅力的なトリデンテ」と言ったから私も積極的に使っていくことにした)(私はサイトーショーが好きです)制作発表会見をやること自体が急だったけど、もう稽古期間入ってたからパフォーマンスに深みがあって期待がさらに高まった。そのあとの会見ではなぜか暗い早霧さん@晴興様に大興奮した。役を引きずるタイプではないと思うからなぜあんなにも闇が広がってたのかは謎。単純にお疲れだったからっていう理由だったら激萌えるけど果たして…。

 そんな会見後に収録したこの3人のトーク。さっきの暗さはどこへやらのいつもの早霧さんで安心した(笑)3つ並んだソファーに座って会見を終えての感想を語りだすんだけど、この3人の並びの美しいこと!!!あらすじからも伝わる作品の美しさに加えて、演じるメインキャスト3人の美しさで説得力が倍増。私みたいなジャニオタでアイドルしか見てこなかったような新規ファンはビジュアルから受ける印象が一番大きいから、それだけでもこの並びはかなり強力な布陣だなと思った。宝塚に興味をもつキッカケには十分すぎる要素。

 トークの内容はお芝居についてがほとんどなんだけど、演者がすでに物語に深く入り込んで惚れこんでるのがよく分かった。稽古をしてて「涙が溢れてきて」とか「心掻き乱されるものが大きくなっていく」とかの激しい心の揺れ動きがあって、でもそれが役なのか中の人なのかでまだ消化できないでいるみたいだけど、それを聞いたら上田先生が言っていた「圧倒的に濃厚な情に心揺さぶられる世界を描きたくて」というのがまさにその通りで、先生が作品に込めた想いが真っ直ぐ訴えかけてくる物語なんだろうなって思った。早霧さんの目指す組の色がどういうものか具体的にはよく分からないけど、少なくともみゆちゃんとのコンビを見ていると、主演の男役とそれを引き立たせる娘役っていう立場の違いはあるけど、役者同士がそれぞれぶつかり合ってお芝居をしてるような骨太で見応えのある印象を受けるから、そこに望海さんが本格的にお芝居に加わってどういう風になっていくのかがとても楽しみ。

 

 そんな中でもCHIGIMIYUポイントはいくつかあった。やはりちぎみゆは裏切らない。永遠のドリーム。みゆちゃんが「お芝居がお上手すぎて、たまに本当にこれお芝居じゃないのかもっていう…」って絶賛してるところに割って入って「いや、お芝居です(ドヤァ)」とキッパリ言い切ったかと思えば「どうぞすいません続けてください(笑)」(※早口)でサッと引く早霧さんな。見計らったかのように絶妙なタイミングで被せてきた割りにはすぐ引く。これは好きな子をいじめたくなるっていう中学生男子特有のアレなのか…。

 そしてみゆちゃんの「心から…美しいですね」発言。早霧さんって「美しい」とか「綺麗」とかの褒め言葉にひどく敏感なイメージだからここで思わず黙ってしまうんだけど、それをみゆちゃんからのアイコンタクトを受けてすぐフォローに入る望海さんの頼もしさと中間管理職スキルの高さよ。そしてその二人の様子が面白くて真ん中で笑いが止まらない早霧さん。(笑いながら小刻みに揺れるのがめちゃくちゃ可愛い♡)褒め合って謙遜しあう、どこまでも面白いトリデンテ。(ちなみに星逢一夜のトークで一番萌えたのは早霧さんの「良かったね。二人から想ってもらえて」発言の前に数秒間無言で見つめ合うちぎみゆでした。ありがとうございました。)

 

 続いてショーについてでもCHIGIMIYU絶好調なんだけど、まずラテンのショーが初めてなみゆちゃんを煽る早霧さんと望海さんの波長が合ってることに感激した。カポネ見てないから実際にどう雪組に馴染んでるのかは分からないけど、少なくともあの件で早霧さんに馴染んでるのは分かった(笑)

 それからの「やって」(※指で促す合図付き)っていうみゆちゃんへの雑な振り。トーク最初の「ゆうみちゃんは初めて?」は優しい口調だったのに、望海さんとの\ウワァァァァァ/でひと盛り上がりしたら急に雑になってた。それでみゆちゃん渾身の\…うわぁ~(照笑)/(※激可愛い)には何のフォローも入れず若干放置して「まだほらちょっとね~」って望海さんの方を見てやいやい言う。気まぐれがすぎる。(でもそもそも少しの躊躇いもなく\ウワァァァ/をやってくれるみゆちゃんハートが強い)このありがちでお決まりの流れすらもCHIGIMIYUワールドでニヤニヤが止まらなかったんだけど、さらにダメ押しの「なれるよ(ドヤァ)」で完全ノックアウト。まったく一体どこにそんな根拠があるのさ(笑)

 

 

 トリデンテトークが楽しくて結構なボリュームになったけど続いてグラフについても。ちぎみゆ厨以外をもザワつかせてる昨日発売になったばかりの宝塚グラフ7月号。星組新トップスターみっさまが表紙で、日本初上陸の大作海外ミュージカルを上演中の月組さんと、大劇場お披露目を迎えたまぁ様率いる新体制の宙組トップ3といった特集が組まれるなか登場する我らがCHIGIMIYU。華やかすぎない自然なツーショットに思わず変な声が出た。まず早霧さんのリアル男の子な出で立ちにときめきが止まらない…!普段から男の子っぽい私服を着てるイメージだけど、こういうときにちゃんと男の子に徹してくれるところが凄く好き。トップコンビは男女ではないからそこに恋愛的な意味のラブはないけど、コンビ間の信頼関係とか雰囲気はとても大事で、そのアプローチの仕方がそれぞれのコンビで違うんだと思う。そんななかでちぎみゆはこういう感じなだろうなっていうのが凄くよく伝わる写真たちだった気がする。気恥ずかしさの中にある温かみというか。さすがにトップとして組んでから3作品経験してるから初期の頃の初々しさは薄れてきているけど、どこか甘酸っぱい雰囲気は残っていて、そこに個々の芯の強さが加わってお互いにお互いを支え合えるような信頼感がある。とにかくみゆちゃんが頼もしくなったよね。そして綺麗になった。可愛さに綺麗要素まで兼ね備えたら無敵よ!

 

 って、写真だけで夢が広がるんだけどテキスト内容がそれを遙かに超えていた。(ていうかまずトップコンビで答えを揃えるっていう企画がズルい)(絶対ファンが喜ぶやつ)答えが揃って「さすが私たち!」って自画自賛したり、書いてる時点で「分かってるよね?」って圧力かけたりする早霧さんが終始微笑ましく“はいはいちぎみゆ”モードで読んでたんだけど、最後のエピソードが最強だった。まさにラスボス。自他共に認める中学生男子な早霧さんが、みゆちゃんとの一つのエピソードの中で大人の男と中学生男子の一面を交互に繰り出しててもう心臓に悪い…。リアルに読んでて手が震えた…。いや、本来は思慮深くて気配りができる人っていう印象を持ってるけど、このエピソードに関しては今までのとはちょっと違う気が。だってこれ年上の男の人にやられたら「あ、ちょっといいかも」って思っちゃうやつじゃない?え?これ私だけ???

 ジェンヌさんたちの話で時々でてくるこの“宴会”というお馴染みの催し物。まぁ打ち上げという位置づけでいいのかな?その帰り際でのみゆちゃんの一言が発端なんだけど、普段のみゆちゃんは絶対に言わないであろう思い切った発言にまず驚く。恐らくお酒を飲んでほろ酔いなみゆちゃんが面と向かって大胆なことを言ってしまったっていう事実だけで軽く呼吸困難になる。そしてそれを解散間際のわちゃーっとした雰囲気の中でも流さず深刻に受け止めてしまう早霧さんの真面目なんだか不器用なんだか分からない優しさに、何なのもぉ~!!(ダンダンッ)っていう私も怒りなんだか萌えなんだか分からない興奮がこみ上げてきた。

 で、この次よ。翌日すぐに行動に出るんだけど、みゆちゃんの回答と早霧さんの回答を合わせると“早霧さんの運転でみゆちゃんと二人で夜景を見に行った”ってことになる。これ、完全にデートだよね…?宝塚の世界だから成立してるかもしれないけど、一般人からしたら完全にソレだよね?早霧さんがNEWSだったらみゆちゃん絶対チャンカパーナになってたやつだよね?(???)プライベートでそんなロマンチックなことをしていたちぎみゆのそのあとの展開がまぁ~よくできたラブコメで、これまたCHIGIMIYUワールド全開(笑)自分で連れてきておいて「もういい?!気が済んだ?!」はないだろう(笑)でも「もうしないよ!一回きり!」は良かった。何が良かったのかは分からないけど良かった。

 しかしこの文面だけ読んでると肝心の“舞台以外の普通のお話”をした件が一切ないんだけど、みゆちゃんの願いは叶ったのだろうか…。早霧さんは「この方を癒さなければ」って言ってるからご機嫌とりじゃないけど、“忘れてないよ”っていうちょっとした意思表示みたいなものの意味合いが強かったのか、それとも普通のお話の内容が本当に普通で、それよりも寒かったことの方が印象として強く残ってしまったのか…(笑)それはそれで面白いことになっちゃってる(笑)ていうかもはや何でも面白いなこのコンビ(笑)(盲目)

 あまりにもよくできた(?)エピソードだからこっちも処理に困ってるんだけど、一つ言えるのは仲が良くて結構ですね!ってことかな。(雑なまとめで申し訳ない)みゆちゃんに優しい早霧さんが大好きだからこういう話は素直に嬉しい♡男役とは、みたいな話は置いといて、自身よりもいくらか若いビジネスパートナーにここまで気を掛けられるのは普通に人として尊敬する。“俺について来いタイプ”ではなく“一緒に行こうタイプ”なのがちぎみゆの良いところというか好きなところだと改めて思った。

 それにしてもこれ、たまたまこういう企画があったから明らかになっただけで、語られてないこういうエピソード他にもありそうだな…。星影前の京都デートもまだ公に語られてないし…。積極的に話すタイプでもなさそうだから、そこはきゃび様を筆頭にどんどん取材していただきたい!

 

 

トリデンテトークとグラフのちぎみゆで結構書いてしまったから、話題の『るろ剣』に関してはこの次の記事に書く。まぁそんな語るほどの知識もないんだけど。